アフリカりかいメールマガジン 第61号 2013年7月22日
Index
01 Story アフリカで出版するということ(Vol.6)
02 Events JETRO主催「アフリカンフェアで料理ショー」
03 Cooking アフリカンキッチン<エジプトの巻>
04 Editor's notes アフリカの人たちにとって真に必要な開発や支援となるために
01 Story アフリカで出版するということ(Vol.6)
前号のお話のつづき
亡くなったマイケルさんやエチオピア人作家たちは、「エチオピアじゃあ作家は書くだけじゃなく、営業もしなくちゃならない。本屋は、本の売り方を知らないから」と、よく言っていました。
タンザニアの作家のHenry Chakavaも、
「The majority of booksellers in Africa are generally inept and do not adopt a creative approach to their business.They sit behind their counters and wait for order to flow in.
アフリカの本屋の大半は本を売るのが下手だし、商売のやり方を工夫しようともしない。カウンターの後ろに座って、ただ注文が来るのを待っているだけなんだ」と嘆いています。アフリカのビジネスの多くが、同じような状態になっているという指摘もあります。
「座って注文を待つだけ」から、「どうやったら売れるようになるか考え工夫する」、アフリカで出版をすることは、それを一緒に考えていくことでもあります
「The majority of booksellers in Africa are generally inept and do not adopt a creative approach to their business.They sit behind their counters and wait for order to flow in.
アフリカの本屋の大半は本を売るのが下手だし、商売のやり方を工夫しようともしない。カウンターの後ろに座って、ただ注文が来るのを待っているだけなんだ」と嘆いています。アフリカのビジネスの多くが、同じような状態になっているという指摘もあります。
「座って注文を待つだけ」から、「どうやったら売れるようになるか考え工夫する」、アフリカで出版をすることは、それを一緒に考えていくことでもあります
次号へつづく(エチオピア・オフィス 白鳥くるみ)
「本を売るためのアフリカでやる小さな工夫」は、こちらから
02 Event JETRO主催「アフリカンフェアで料理ショー」
ショーは、西アフリカ料理「プレーヤッサ」「ピーナッシチュー」の料理実演と盛りつけ、観客への試食、西アフリカの食の紹介をスライドで行い、最後にアフリカ理解の活動&書籍PRという盛りだくさんの50分でした。200席ほどの客席は、満席で立ち見客も出るほどの盛況。60食限定での試食にも多くの観客が並びました。
飛田さんお奨めの「アフリカンキッチンレシピ」を、今月号から掲載します!!
03 Cooking アフリカンキッチン <エジプトの巻>
料理名:コフタ(エジプト風串焼き)とサラダ
日本は梅雨が明けたと思ったら連日の猛暑。カラカラに乾いた身体でスーパーに行くと、水気を含んだ トマトやキュウリがキラキラ輝いて美味しそうです。初回は、カイロ大学農学部教授の奥様ファティマさんから教えてもらった、エジプトの肉料理[コフタ]と[野菜サラダ]を紹介します。スパイスをタップリ使ったこの料理は、夏バテに効くこと間違いなしです!
レシピはこちらで
コフタ(串焼き)をグリルで焼くと、香ばしいスパイスの匂いが台所中に広がり、食欲を刺激します。コフタは、トルコから中東にかけて広く食べられるケバブ(串焼き)料理のひとつです。イギリスに伝わり、ミートローフの原型になったと言われています。材料にお米が入っているので、食感がカリッとしています。お米がよく食べられるエジプトでは、ご飯とマカロニに、レンズマメやトマトソースをかけた庶民料理[コシャリ]も人気があります。面白いことに、日系ブラジル人のお宅にお邪魔した時、ブラジル料理だと言ってこのコフタと同じ料理が出てきました。南米に伝わったアフリカ料理のひとつでもあるようです。
(ARPサポーター:飛田八千代)
レシピはこちらで
コフタ(串焼き)をグリルで焼くと、香ばしいスパイスの匂いが台所中に広がり、食欲を刺激します。コフタは、トルコから中東にかけて広く食べられるケバブ(串焼き)料理のひとつです。イギリスに伝わり、ミートローフの原型になったと言われています。材料にお米が入っているので、食感がカリッとしています。お米がよく食べられるエジプトでは、ご飯とマカロニに、レンズマメやトマトソースをかけた庶民料理[コシャリ]も人気があります。面白いことに、日系ブラジル人のお宅にお邪魔した時、ブラジル料理だと言ってこのコフタと同じ料理が出てきました。南米に伝わったアフリカ料理のひとつでもあるようです。
(ARPサポーター:飛田八千代)
04 Editor's Note アフリカの人たちにとって真に必要な開発や支援となるために
援助の使命は、「相手国の相手国の人々による開発と貧困削減を支援していくこと」ではなかったか、そう思っていたところに、メルマガの読者から、“最近の日本企業の利益にもなる援助というのは、途上国援助を誰のためにやるのかという本質を危うくしているのではないか。また今、猫も杓子もBOPビジネスを讃えているが、それになびく援助の世界に違和感も持つ。確かに外国企業が参入しなければ、途上国の人々の暮らしを豊かにできない分野もあるのは事実だが、それは、本来私達が追い求める途上国支援の姿とは違うように思える。何の取り得も力もないと思っていた人々に、「自信と勇気」を与え、開発に最も大切な「人々のやる気と諦めない気持ち」を持ってもらう。つまり人々がローカルのものに磨きをかけ、自分達で創意工夫した物造りや、また地域の名所を造って行く。それを通して、チャレンジ精神に富む地域の人々を育てて行く。そういう「一村一品運動」の理念を実現する支援が大事ではないか”というメールをいただき、心強く思いました。読者のみなさまからのご意見、コメントをお待ちしています。
--------------------------------------------------
アフリカ理解プロジェクトのメールマガジンはいかがでしょうか。
--------------------------------------------------
「 Do different Think different」
アフリカ理解プロジェクト
〒146-0093東京都大田区矢口1-11-8 Tel/Fax 03-3758-5665
--------------------------------------------------
アフリカ理解プロジェクトのミッション
1.アフリカ理解を通して地球市民を育成する
2.世界に開かれた日本社会を実現する
3. 困難に直面するアフリカの人々を支援する
4.アフリカと日本を結ぶ機会を提供する。
---------------------------------------------------