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アフリカ理解プロジェクトのイベント情報

アフリカ理解の促進を通じて地球市民の育成を目指すNGO、アフリカ理解プロジェクトが企画するイベント情報です。

2020年11月

29 11月

【11/15講座レポート】多様な学び「おうちからアフリカにつながろう料理体験」講座

\おうちからアフリカにつながろう!/
つくって、食べて、知って、もっと近くになるアフリカ第2回講座「アフリカを体験しよう」を担当しました。
日時:2020年11月15日(日)10:10~12:20(2時間)
参加者:9名(小2から中2)、そのほかARP・DEARスタッフ、同伴者など20名
参加方法:オンライン会議システムZOOMを使用

アフリカ理解プロジェクトでは
「体験しながら学ぶアフリカ」など、小学生から一般の方まで、楽しみながら学べる講座プログラム(オンラインも)を用意しています。
ご相談・お問合せ:events@africa-rikai.net

当日の様子
 

【プログラム】
▼アフリカのお話
日本のガールスカウトが初めてアフリカ大陸に渡り、エチオピアを訪問した話。
▼質問タイム
アフリカの専門家たちがみんなの質問答えるよ。
▼休憩
世界中の子どもたちがアフリカ音楽でダンスをしているビデオを流すよ
▼アフリカごはんをみんなでつくろう!
今日つくる料理の動画を観る。エプロンを付ける。材料や道具をそろえる。
<約束>
・けがをしないようにゆっくりやろう
・分からないことやこまったことがあったら、どんどん質問しよう
・早くできてもみんなを待ってあげよう
Youtubeアフリカ理解チャンネル

▼まずはモロッコのアボカドジュースをつくるよ。
アフリカのイスラム教徒(アルコールの飲酒が禁じられている)が多い国や地域には、日本でまだ知られていないおいしい飲み物がたくさんあるだよ。アボカドジュースもそのひとつなんだ。

▼つぎはニジェールのチキンザルマをつくるよ。
この料理は生きている鶏を市場から買ってくるところから始まる料理なんだ。鶏をさばいて包丁でミンチにして焼いて食べるワイルドな料理なんだ!

▼アフリカ(それぞれの国)をイメージして盛り付けをしてみよう。
<盛り付け例>

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【子どもや同伴者の感想】
・アボカドもチキンもとってもおいしかった。
・ソースを自分でくふうしてつくった。
・また同じ料理をつくってみた。おいしくできた。
・アフリカをイメージした盛り付けがたのしかった。
・オンラインでみんなで料理を作れたことが楽しかった。
・子どもにとっても大人にとっても、とてもよい体験となりました。
・子どもたちのアフリカへの興味もぐんと深まり、今後の学びの広がりが楽しみです。
・講座に子どもたちを巻き込む(参加させる)工夫があった。
・子どもたちの声をていねいに拾う、子どものペースに合わせて調理を行う、休憩時間の音楽など、いろいろ空間を作ってくださり感謝です。
・ガールスカウトの皆さんも上手に進めていただき、特に高学年の子どもたちはとても楽しかったようです。

【子どもたちからの質問】
・コーヒー豆はどうして緑色なのか?
・エチオピアは都市に人口が集中しているか?
・アフリカンダンスの動画はYouTubeで見られるか?
・エチオピアまでの飛行機は何時間で乗り継ぎはあるか?
・アフリカのどこが好きか?
などなどたくさんの質問がありました。

20 11月

【活動紹介】アフリカ料理動画を公開

画支援プロジェクト2020

企画タイトル:ガールスカウト東京都第36団レンジャー「アフリカ料理を動画で紹介プロジェクト」

子どもにも大人にも分かりやすい動画2つが完成しました!
おいしいアフリカを楽しんでください。

アフリカ理解チャンネルで視聴できます。

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ニジェールのチキンザルマ
市場に鶏を買いに行くところからはじまる、ワイルドだけど繊細な味が魅力の料理
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モロッコのアボカドジュース
アフリカのムスレム社会では、めずらしくておいしい飲み物がたくさん!この料理もそのひとつです。
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◆募集型企画支援プロジェクトとは?
「アフリカ理解を促進する企画や活動にアイデア、資金、技術アドバイスなどで応援します」という2020年7月に始まったプロジェクトです。現在、ICU高校生アフリカ研究会、ガールスカウト東京36団、慶応大学SFC大学生グループ(アフリカ研究室)の企画支援を行っています。
企画支援に関心のある個人・団体の問い合わせ先:Email  info@africa-rikai.net
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13 11月

【活動紹介】11/3~11/23 アフリカの森と秋祭り@夢の島熱帯植物館

アフリカ理解プロジェクトは、今年(2020年7月)にアフリカ理解、国際理解を促進する企画を支援する「募集型企画支援プロジェクト」をスタートさせました。高校生や大学生、グループや個人が中心となってアフリカ理解の企画が進んでいます。
大人も子どもも、楽しみながら、アフリカについて知ることができる企画展です。

タイトル:アフリカの森と「秋祭り」
開催日:11/3~11/23 休館日などはホームページで確認してください。  
時間:9:30~17:00(入館は16:00まで)
場所:夢の島熱帯植物館(企画展示室)
企画:慶應義塾大学SFCアフリカ研究会
協力:
アフリカ理解プロジェクト、AFRIKA ROSE、(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)など

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夢の島熱帯植物館には、アフリカ原産の植物がたくさんあります。私が行ったとき(11/10)には、カカオの実がなっていました。コーヒーの木にも、少し実がついてましたよ。植物園好き私のおすすめの場所です。入館料は一般250円(65歳以上120円)、小学生と都内在住・在学の中学生は無料です。
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植物館のなかに、企画展示室があります。「アフリカの森と秋祭り」はこちらで行っています。展示見学は入場無料、秋祭りへの参加(事前予約)は、有料になります。
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フォトスポット
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子どもたちのコーナー
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「秋祭り」
アフリカの布で小物作り・バラすくい・バオ(木の実ゲーム)・アフリカ楽器体験等
11/7 ・8 ・14 ・22 ・23 
時間 ①11:00~11:30 ②11:45~12:15 ③13:00~13:30 ④13:45~14:15
定員 各回10名(同伴者除く) ※未就学児は保護者同伴
参加費 700 円(入館料別途)
申込 11月4日(水)9:00~
大人も子どもも楽しみながら、アフリカについて知ることができる企画展です。
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10 11月

【活動紹介】「おうちからアフリカにつながろう」第2回目「アフリカを体験しよう」を企画・担当します。

多様な学びプロジェクトとDEARの開催で、連続講座「おうちからアフリカにつながろう」(小中学生対象・オンライン)が始まりました。この講座の第2回11月15日「アフリカを体験しよう」を、アフリカ理解プロジェクト(ARP)とガールスカウト東京36団(GS36)が企画・担当します。

この講座に向けては、ARP企画支援プロジェクトメンバーGS36の中・高校生が、子どもたちにも分かりやすいアフリカ料理の動画を制作したり、エチオピアスタディツアーのお話を準備しています。どんなワークショップになったか、またレポートします!

※アフリカ理解プロジェクトは、アフリカに関する講演・講座・セミナー・ワークショップの企画や講師派遣なども行っています。

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講座では、子どもたちとこんな「アフリカごはん」をつくります。
レシピはARP出版『アフリカ料理の本』から(子ども向けの改良版)
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料理の試作をするGS36団(高校・大学生)
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料理の動画づくり(一般公開もします)
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連続講座「おうちからアフリカにつながろう」
DEARは、多様な学びプロジェクトと共同で、小中学生向けのオンライン講座「ここから世界へ」を企画・開催しています。様々な視点から世界を見てその多様性に触れたり、身近なものから世界とのつながりを考えたり、世界にある様々な問題をみんなで一緒に考えていく、そんな講座です。
今回は、11月から12月にかけて、連続5回講座をオンラインで開催します。「ここから世界へ~おうちからアフリカにつながろう。つくって、食べて、知って、もっと近くになるアフリカ」をテーマに、
クイズや料理づくりなどを通じてアフリカと日本のつながり探し、みんなのアフリカを見つけていきます。
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\おうちからアフリカにつながろう!/
つくって、食べて、知って、もっと近くになるアフリカ
https://www.facebook.com/events/613468315989447
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今年5月の警察暴行事件への抗議運動をきっかけに広まった『ブラック・ライブズ・マター』運動は全米、そして世界で大きなうねりになっています。その背景にあるアフリカンアメリカンのルーツになっている文化を、子どもたちは、私たちは、どれだけ知っているでしょうか?
人類の起源でもあるアフリカ大陸。実は、日本からもきたアフリカのモノもあれば、アフリカにある日本のモノもたくさんあります。
この講座では、アフリカの文化や生活を知り、実際にアフリカ料理も作ってみます。アフリカで実際に生活してきた人からアフリカの「知らなかった!」話もたくさん聞きます。子ども達が調べてみる探究ワークの時間もあります(発表は自由です)。アフリカを身近に感じて、いろいろなアフリカ、私たちのアフリカを見つけるなかで、今のテレビのニュースで起きていること、 エジプト文明や三角貿易、アパルトヘイトなど、歴史や地理で触れるアフリカを、より深く、身近に感じてみませんか?

■日時:11月5日(木)、15日(日)、26日(木)、12月10日(木)、17日(木)14時~15時半
※ 15日(日)のアフリカ料理体験だけ時間が10時~12時半になります。
■場所:オンライン会議システムzoomを使用します。
■対象:小学校3年生~中学3年生
※対象年齢は目安となります。小学校1、2年生のお子さんは保護者の方のサポートがある場合はご参加いただけます。
【申し込みはすでに締め切られています】
■定員:12人
■参加費:3,800円(全5回分)
※フリーバードキッズサロンメンバーは無料です。
■チケット・お申し込み:
https://peatix.com/event/1660561
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各回の詳しい情報やQ&Aは、イベントページをご参照ください。
https://www.facebook.com/events/613468315989447
就学援助家庭は『参加費減免制度』もありますので、
お問い合わせもお気軽にどうぞ。
※多様な学びプロジェクトについて
https://www.tayounamanabi.com/
2 11月

オンラインツアーイベント報告(3)2020年10月25日「4人のスペシャリストと巡るエチオピア原生林と伝説のコーヒートレイル」

=オンライン参加者・アンケートからQA=

→(吉倉)コーヒーの味は、乾燥と焙煎で大きく味が決まると言われており、収穫後の品質管理が大切。成熟していない豆が混入すると、味が悪くなる傾向にあります。この点では、自生とガーデンコーヒーで大きく違いはないようですが、原木の自生コーヒーには、多様なアラビカ種が存在していることから、地域によって香りやテロワールが異なるなどの多様性があると言われています。

 

(2)ジンマの森でフォレストコーヒーとガーデンコーヒーの面積比率はどれくらいですか?

→(吉倉)面積についてはデータがないですが、ゲラの森での収穫量を調査した結果、2007年はガーデンコーヒーがかなり少数でした。現在は、フォレストコーヒーとガーデンコーヒーがほぼ同じ収穫量になっています。

 

(3)フォレストコーヒーの方が自然環境に優しいと思うのですが、収穫に苦労しそうに感じます。消費国や企業の支援などでSDGsの観点から自然に優しい栽培をするような動きはありますか?

→(吉倉)フォレストコーヒーの方が、森にはよいと考えるため、JICAの技術協力を通じた支援が行われてきました。レインフォレストアライアンス認証を付加価値として、プレミアムを価格に付け、フォレストコーヒーの保全とコーヒー生産の調和に向けた取り組みを行っています。

 

(4)市場で生豆を買って、そのつど焙煎して楽しむとのことでしたが、どのように焙煎するのでしょうか?

焙煎用の鍋や道具など、どのようなものが使われていますか?そのつどといっても、1杯分ごとに焙煎するのは現実的ではないと思うのですが、どの程度の量を一度に焙煎するのでしょうか?

→(白鳥く)質問11の答えと重なりますが、エチオピアでは、そのつどコーヒーを焙煎して飲みます。淹れるときは、小さなポットで1杯だけのこともありますし、お客様が多いときは大きなポットで大量に淹れることもあります。コーヒーは家庭では(地域や民族にもよりますが)、朝・昼・晩と3回淹れます。忙しいときはカフェで飲むこともあります。エチオピアの人にはコーヒーが苦手という人も、もちろんいます。エチオピアは紅茶の産地でもあり、紅茶やほかの飲み物を好む人もいます。コーヒーセレモニーなどの動画を

アフリカ理解チャンネルを公開していますのでご覧ください。

 また、道具や焙煎方法は、アフリカ理解プロジェクト刊『原木のある森コーヒーのもはじまりの物語チオピアコーヒー伝説』で詳細を説明しています。ご参照ください。書籍はアフリカ理解プロジェクトのホームページから購入できます。

(5)生豆の値段の違いは何ですか。豆の大きさ?

→(白鳥(く))生豆の値段の違いは、国内では産地と豆の大きさの両方で決まります。海外と取引しているような地域の豆は、味が良いとみなされ高額になる傾向があります。

(6)日本ではカフェインがあるので子供にコーヒーを飲ませんが、現地では子供も飲むのですか?

→(伊藤)現地でも子どもは飲ませないのが一般的です。※追記:小学生低学年の女の子は、セレモニーマスター(セレモニーマスターになれるのは女の子のみ)の焙煎を含めた練習を始めます。

(7)今でもフレスコ画は描かれるのですか?

→(白鳥(清))今でもフレスコ画を描いている人はたくさんいます。

(8)アシの船は大きなものもあるのですか?

→(白鳥(清))葦の船は長さが2mくらい、幅が50㎝くらいで一人しか乗れない大きさです。これより大きい船は、私は見たことがありません。

(9)ホテルのコーヒーはサービスですか?

(白鳥く)アディスアベバの映像でお見せしたカフェは有料です。ホテルによっては、コーヒーセレモニーのコーヒーを無料サービスで出したり、祝日に無料で振る舞うこともあります。

10)湖の島には教会だけがある島もあるのでしょうか?

→(白鳥(清))タナ湖の37の島のうち32の島に教会があります。

(9)トモカコーヒーには日本向けの焙煎もあるのですか。

(白鳥く)はい、トモカコーヒーは日本向けの焙煎でビジネスを実施しています。

(10)産地によってコーヒーの人気、評価はかなり違うのでしょうか。

→エチオピア国内では、海外に輸出されている産地や品種に高い評価が付いています。日本ではハラール、イルガチェフェなどの産地に人気があるようです。

(11)コーヒーはポットに大量に淹れておいて、一日かけて飲む、といった形ですか?

→(白鳥(く))エチオピアの人は、熱くなければコーヒーではない、コーヒーは淹れたての熱々を飲むものと言います。コーヒーポットに大量に淹れて一日かけてという飲み方は、私は見たことがありません。コーヒーは飲む人の数で1杯から多人数まで(ポットのサイズを替えて)淹れます。

(12)1杯づつ入れるような習慣・文化はありますか?

→(白鳥(く))都市部に住む会社員など多忙な人や1人暮らしの人は、カフェ(露店や出前コーヒー)で飲むことが多ようです。一方、家庭ではコーヒーを自家焙煎して飲みみます。コーヒーは飲むだけでなく、ご近所や友人との交流や情報交換などの場になっていいます。

(13)コーヒーの実(果肉)を食べることもありますか。

→(平山さんが仕事で後半オンラインを外れましたので、代わって白鳥(く)が答えています)。生の実を食べる習慣は、私自身は聞いたことがありません(そういう習慣がある民族もいるかもしれません)。平山さんの写真にあった、天日干した豆を、杵でついた時に出るコーヒーの外殻は、煎じてお茶にして楽しみます。また、コーヒーの葉も煎じて飲て飲みます。「一本のコーヒーの木を使い切る文化」が、エチオピアにはあります。

→アフリカ理解プロジェクト『原木のある森 コーヒーのはじまりの物語/コーヒー伝説』に説明が掲載されています。ご参考までに。

平山さん 回答は、少しお待ちください。

(14)エチオピアにいた時、ボンガの蜂蜜が美味しかったのを覚えています。ボンガの蜂蜜は外国にも輸出されているんでしょうか?

(15)竹製のコーヒーカップは、ボンガでしか味わったことがありません。 (アディス、バハル、アワサにも無し) 竹製のコーヒーカップは、ボンガ独特の文化なのでしょうか?

 (16)日本の茶道には、表千家や裏千家のように流派によってグループ分けされています。コーヒーセレモニーは地方によって特色がありますが、どのようにグループ分けされるのでしょうか?

(白鳥く)京都大学の重田教授(コーヒー勉強会第1回)によれば、コーヒーでの一連の儀式的なおもてなしを指して「コーヒーセレモニー」と呼ぶのは、あくまで外部者。エチオピアの人たちがコーヒーセレモニーと呼ぶことはなく、(コーヒーを淹れる)という表現。但し、観光業を中心にコーヒーセレモニーという言葉は、最近ではエチオピアの人からも聞かれる言葉になりつつあるように感じます。

→流派のようなものはありませんが、それぞれの地域・民族によって淹れ方、進め方など少し異なるようです。また、遊牧民・牧畜民地域では、コーヒーセレモニーといったものはなく、コーヒーの外皮を煮出したものに、家畜のミルクに入れ、唐辛子を入れて飲むという習慣がみられます。

(17)プールの写真は水泳教室ですか。

→(吉倉)はい、ちょうど子供向けの水泳教室が行われていて、にぎやかでした。

(18)コーヒータイムは1日の中で習慣として決められた時間にあるのですか。1日に何回くらいコーヒーを飲むのでしょうか。

→(吉倉)特に習慣として決められているわけではないですが、ジンマでエチオピア人スタッフと一緒にいると、まず職場に着いたら1杯、10時頃に1杯、ランチ後に1杯、夕方に1杯、というケースが多いと思います。人にもよると思いますが、3-5回くらいが一般的のように思います。

(19)野生のコーヒーの木は地域によって葉の形や身のつき方、見た目など違いがありますか。

→(吉倉)ゲラの森に行く手前、Chocheという町に農業研究所の施設があり、エチオピア各地から集めたコーヒーノキの展示林(Gene Bank)があります。同じコーヒーノキ(アラビカ種)でも、木の形や葉の付き方などが微妙に異なることに驚きました。こうした多様性が、野生コーヒーの大きな特徴だと思います。

(20)コーヒーの山(森)は個人が管理しているのですか。それとも入会地のようなものがあるのですか。誰でもコーヒーを採りに行っていいのですか。

→(吉倉)ベレテ・ゲラの森の場合、土地・森林は国有地なのですが、コーヒーノキには慣習的な利用権が認められています。コーヒーノキごとに持ち主が決まっていて、そうした利用権も売買ができるようです。村によっては、コーヒーの利用権を企業に売り、過度な生産で森が荒れるようなケースもあります。

(21)最後の写真のドームは何ですか?

→(吉倉)ジンマの町中にある、大きなモスクです。エチオピア北部はキリスト教徒が多いですが、ジンマ周辺はキリスト教徒とイスラム教徒がほぼ半々なので、教会とモスクが混在しています。

(22)ボンガやジンマでフェアートレードのコーヒーはありますか?

→(吉倉)フェアトレード認証ではありませんが、ベレテ・ゲラの森でのレインフォレストアライアンス認証のコーヒーは、フェアトレードと同様の仕組みで、生産者に社会的プレミアムが支払われています。日本でも、UCC上島珈琲や成城石井で販売されています。

(23)ハチミツは伝統式、近代式、それぞれ、どの程度、年間、生産が見込めるのでしょうか。

 →(吉倉)ベレテゲラの森で調査をしたところ、伝統式の場合、1人が毎年約20の養蜂箱(筒)を木に吊るしていて実際にハチが入っているのは約1割、生産量は平均46kgでした。近代式の場合、1つの養蜂箱で10kg近くを生産していました。近代式は、最初の資材購入や、養蜂管理の知識が必要となりますが、しっかり技術を身につければ伝統式に比べて、手間や投入を抑えながら高い生産量が期待できます。

 (24)流れている曲はエチオピアの流行りですか?

(白鳥く)Gigiというエチオピア人有名女性歌手のGuramayleという曲です。Gigiはエチオピアの村で育ちましたが24歳の時にサンフランシスコに移民。この曲はGigiのように海外に移民したエチオピア人の子どもたちへ捧げる歌として作られました。世界的に人気になっている曲です。

(25)正式な神父(カトリック)や牧師(プロテスタント)になるには、神学部で勉強するなど、時間をかけて勉強する必要があります。エチオピア正教で正式な聖職者になるには、どのくらい時間がかかるのでしょうか?また神学部など通学する必要があるのでしょうか?

→(白鳥き)エチオピア正教の神学を学べる大学(Collage)は幾つかあります。僧侶になるには、写真で見たような修道院で約3年間の修業を経た後に、修道僧または司祭になります。

(26)エチオピア人は、ラリベラの岩窟教会の絵画のような伝統的な絵画を好む傾向があると思っていました。シェラトンホテルに展示されているようなモダンな絵画はエチオピア人(特に地方在住の人)にはどのように映るのでしょうか?

(白鳥く)エチオピアの絵画は、宗教画から発展して来たと言われています。伝統的な絵画は楽しむためのアートというより、宗教を理解するための(伝道する側にとっては、文字が読めない人のためなどの布教を目的とした)アートと考えられます。モダンアートは、アジスアベバ大学(アート学科)、アートスクール卒業生、地元アーティストなどによって、観光業などの高まりと共に活発化しています。シェラトンホテルのような大企業がパトロンになり、若手アーティストの支援も行っています。地方在住の人たちの、どの層の人たちに、どのように映るか詳しくは分かりませんが、エチオピア正教の信者(年配者)の方たちには、あまり理解ができないものであり、ネット環境の向上により、世界中のアートをスマートフォンで観られる(若者)にとっては違和感のない、楽しめるものと、なっているのではないでしょうか。

質問の4と13の回答にある書籍のコーヒー伝説の部分は、エチオピア人アーティスト、ゼリフンさんに挿絵を描いてもらいました。ゼリフンさんはアディスアベバ大学アート学部(宗教画専攻)を卒業し、宗教画の伝統的な描き方を踏襲しながらモダンアートに挑戦しています。本の挿絵には、それがよく表れています。

アンケートのQ&A

(27)今回と関係ありませんが、コーヒーの⾹り付けに⽤いるテデニアの⼩さい植物をエチオピアの⽅からいただき、1mを越えるほど⼤きくなりました。今年夏の終わり頃⻩⾊い⼩さい花が沢⼭咲いて喜んでいましたら、急に枯れてしまいました。もう駄⽬なのか、春に復活する可能性があるのか、ご存知の⽅がいられましたら教えてください。いまだ未練がましく枯れ⽊に⽔をやっています。

→(白鳥く)テナダムは、ルー(ヘンルーダ)という名称で、日本でも園芸店やネット販売で苗を入手することができます。私は日本で入手した苗で育てました。2年ほど元気に育っていましたが、冬場枯れたのを最後に復活できませんでした。(エチオピアでは木立のようになり、ほとんど枯れることはありませんでしたが・・・)先月、日本の園芸店で苗を見つけることができたので、また栽培を始めました。「ヘンルーダ」で検索すると、栽培の方法や経験談が出てきますよ。

 

(28)楽しいイベントありがとうございました次回はハウリングをどのようにしたらなくなるかご検討くださいこれもアフリカでよくあるハプニングの演出かなと思っておりました(笑)

→温かいコメントをありがとうございます。一部ハウリングなどのハプニング、たいへん申し訳ありませんでした。実は、全国各地にいる講師の方たちを、間があかない方法「シームレスでつなぐ」企画は、弊団体にとって初チャレンジでした。それだけに、リハーサルは何度も繰り返し、直前にも行い、問題は起こらないように準備していたのですが、予期せずハウリングが起こってしまい(回避の方策はすべて実施中にとりました)、私たちとしても残念なところができてしまいました。ハウリングの原因を究明し、次回の講座までに改善できるようにしていきます。内容的には、大半の方に満足と高い評価をいただけたことに感謝します。

(29)ハウリングしていたことと、最後に回線が悪く急に切断されてしまいました。

→たいへん申し訳ありませんでした。最後に切断というコメントがほかにありませんでしたので、原因が分かりませんが、ほかの参加者の方たちに同じようなトラブルがあったかどうかなど調査します。ご指摘をありがとうございます。ハウリングについては、オンラインで解説中に、考えうるすべての改善方法を試しましたが、改善することができず申し訳ありませんでした。

(30)すみません、今回の件とは別なのですが、以前Instagramでご紹介されていた船の⽊材を使って作られていたフレームはどちらかで購⼊できるのでしょうか。

→フレームはアフリカ現地で購入したものです(日本で販売されているかどうかは分かりません)。アフリカの工芸品や雑貨を扱っている店舗やネット販売などを検索すると出会えるかもしれません。ストーリーのある掘り出し物が、もしかしたらほかにも出てくるかもしれません。
アフリカ理解プロジェクトのSNS(フェースブック、インスタグラム、ツイッタ―、動画配信など)から、アフリカの歴史、ビジネス、人々の暮らし、ネットワーク、イベントやワークショップなど、たくさんのアフリカ情報をお届けしています。

(31)最後に参加者が購⼊できる⼟産カタログについて⼀⾔説明があればよかった。

→ご指摘をありがとうございます。カタログの内容についてご質問があれば、Emailevents@africa-rikai.net」までご連絡いただければ、折り返しお返事をいたします。

1 11月

オンラインツアーイベント報告(2)2020年10月25日「4人のスペシャリストと巡るエチオピア原生林と伝説のコーヒートレイル」

オンラインツアーイベント報告(2)

 「4人のスペシャリストと巡るエチオピア原生林と伝説のコーヒートレイル」

バハルダール・アジスアベバ編

 
オンラインツアー休憩後
バハルダールへは、首都アジスアベバから国内線で移動します。国内線からは、田園風景を眺めながらの移動です。ブルーナイルも見えます。

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14:55−15:10 バハルダールの森(案内人:白鳥清志さん)

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ハルダールへ、ようこそ。

ミニバスで町に向かいましょう!ミニバスと同じ道路をロバなどが、建築資材や薪などを運んでいます。バハルダールは人口30万人。標高1800メートルでアディスアベバよりやや低めの、アディスに次ぐ大都市です。ブルーナイルにはアフリカで一番の規模となるルネッサンスダムが建設中です。タナ湖は琵琶湖の約4.5倍。一番深いところでも水深が15メートル程度しかないのが特徴です。魚や野鳥の種類が豊富で、ユネスコの保護区に指定されています。タナ湖横には素敵なリゾートホテルもありますので、次回は是非、泊まってみましょう。

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今回は小さなボートに乗って、約40分。コーヒーの森のあるゼゲ半島に向かいます。湖には37の島があり、そのうち32の島には教会があります。女性が入れない教会やシスターだけが守る教会等、様々な特徴のある教会があり、様々な伝説も存在します。

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例えば、エチオピアにはアーク伝説があります。グラハム・ハンコックが書いた「神の刻印」で説かれた説です。写真は、モーゼの十戒を刻んだ2枚の石板が納められている契約の箱、「アーク」です。エチオピアは、ソロモン王とシバの女王との間に生まれたメネリク1世がはじまりと言われていますが、そのメネリク一世が、父親に会いに訪ねたイスラエルからアークを持ち帰ったと言われています。紀元前650年前前にエルサレムから忽然と消えたアークは、ナイル川をさかのぼり、タナ湖に忽然と姿を現します。

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 アークを取り返そうとする追っ手をくらますために、アークはタナ湖の教会を転々とした後、今は、北のエリトリア国境に誓うアクスムのシオンの聖マリア教会に安置されているそうです。番人以外誰も見たことはありません。ゼゲ半島に到着しました。半島は森に覆われています。森の下には、コーヒーの森も生育しています。教会があるところには森があり、いわば日本の鎮守の森に似ています。

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ゼゲ半島には7つの教会があります。

 今日はウラキダネ修道院を訪ねます。道中にも自生するコーヒノキが生育していますが、苔がむしておらず、ある程度、人の手が入っているようです。バハルダールのコーヒー豆は、軽い酸味があり、フルーティーな後味が特徴です。ドイツの会社が買い取っているそうです。

 カルディ少年とヤギの物語はこの半島が舞台という説があります。

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ウラキダネ修道院は、14世紀に設立され、現在の建物は16世紀に建て替えられたものでで、伝統的な古い様式の教会です。屋根の上には7つのダチョウの卵をかたどった飾りがついていますが、この卵はこの地に正教を布教した7人の聖人を表しています。教会の内部は、エチオピア宗教画の特徴であるフレスコ画で飾られています。エチオピア聖教の特徴は十字架が正方形で、教会によって、デザインが異なります。エチオピア聖教の聖書は、古語のゲーズ語(僧侶のみに受け継がれる言葉)で書かれています。コーヒーは、僧侶が夜中に眠らないように飲み続けた飲み物とも言われています。

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修道院の周りでは、宗教アートのお土産を購入することもできます。絵具は、自然の素材が使われており、植物からとった顔料と、魚の油を混ぜたものを土中で発酵させてて作ったものです。イエスキリストやマリア様の絵を良く見かけます。エチオピアの宗教画は目が大きく描かれるのが特徴です。ほかにも宗教画ならではの、描き方のルールもあります。参道では、森のコーヒーをコーヒーセレモニー形式で飲むことができるカフェもあります。

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タナ湖では、葦で作られた船で、現地の漁師が漁を行っています。

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お疲れ様です。それでは、ゴンダールでつくられているダシェン・ビールで乾杯しましょう!ホテルの従業員も、祝日にお祝いのコーヒーセレモニーを行っていることがあり、ホテルの客もお呼ばれすることもしばしば。人々は、マーケットで生豆を購入し、家庭でコーヒーを楽しむのが日常です。

 さて、アジスアベバに飛行機で戻ります!

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Selamta」という機内誌を片手に、国内線で1時間。出発!
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15:10−15:25 アジスアベバ(案内人:白鳥くるみさん)

最後は、首都アジスアベバです。

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5つ星シェラトンホテルに宿泊し、首都でコーヒー文化を楽しみましょう!ツアーは、快適なミニバスで市内をぐるっと360度回ります。
 まずは、アディスの中心地マスカル広場の周りを観ながらホテルへ!

白い衣装(民族衣装)を着た人たちは、教会に向かっています。アジスアベバの平均気温は、20-25 
。中心地に住む人は、およそ330万人(2015年)です。
※追記:エチオピアの総人口は、1億922万人(2018年)
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アジスアベバで一番大きなメドハネアラム教会の前を通ります。大きな通りには、新築や建設中のビルがつづき、片側3車線の道路には渋滞がよく起こります。私が暮らし始めた2004年には、通りの真ん中を羊やヤギがのんびり歩くような街でしたが、2011年ごろから急速な近代化が進みました。

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2015年には、アジアベバ市電も開業しました。

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シェラトンホテルに到着しました。

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荷物を部屋に置いて、ロビーでコーヒーブレイクしましょう。カフェの今日のおすすめは、ハチミツコーヒーです。シェラトンホテル内には、エチオピア人アーティストの絵画が展示され、美術館のような場所になっています。アフリカ連合があり、「アフリカの国際都市」と呼ばれるアジスアベバには、ヒルトン、ラジソンブル、ハイヤットリージェンシーなど大規模ホテルがあり、コーヒーだけでなくアートや工芸品を楽しめます。 ※追記:どのホテルも趣向を凝らしたカフェがあり、宿泊客だけでなくコーヒーを飲みに立ち寄った人なども気軽に見学できます。また、ファッションショーやフードフェアなど、各種イベントも頻繁に開催されています。

 2杯目のコーヒーを飲みに古い町並みの残るピアッツァに向かいましょう。

ここはTO.MO.CA.です。顔見知りのマネージャーに、みんなでアムハラ語で挨拶してみましょう。『サラーム テナステレン(こんにちは!)』TO.MO.CA.は焙煎の会社から始まりました。焙煎コーヒーは輸出先のニーズによって、焙煎方法(中煎りから深煎りまで)を変えています。

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ここではマキアートを楽しみましょう。濃いコーヒーにミルクの割合が絶妙で、すこし値上がりして1杯100円くらいです。現地NGOと共同出版した『The Legend of Ethiopian Coffee(英語版)』も、ここで販売されており、世界中から訪れる観光客がコーヒーと一緒に購入していきます。

図2 

3杯目は古い鉄道の駅舎に隣接したカフェ歴史のノスタルジアと共に、コーヒーを楽しみましょう。この駅舎周辺は、現在、再開発が進んでおり、将来は人気の観光スポットになるでしょう。小さな店内には、鉄道開通当時の写真や資料が飾られています。本日3杯目のマキアートです。オーナーが営む農園のイルガチャフェ産の豆のコクと香りにファンが多く、お土産に買うこともできます。

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 次は、コーヒー文化を学ぶことができる場所に行きます。アディズアベバ大学敷地内の民俗学博物館です。ここでは、エチオピアのほとんどの民族の生活用具などが展示されています。コーヒーの展示では、様々な民族のコーヒーポットなどを見ることができます。

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博物館の先には、エントット山があります。首都の天然林はもうわずかしか残っていません。エントット山の緑も植林されたユーカリで覆われています。

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コーヒーだけでは、お腹がすきますね。イタリアンレストランで昼食です。アディスでは、欧米・中東・アジアなど世界各国の食事が食べられます。歴史的な関係が深い、イタリア料理は、エチオピアの人にとってポピュラーな食べ物です。ほうれん草のゴルゴンゾーラドレッシングやピザマルガリータがおすすめです。高地でパスタを茹でると芯が残りまずくなりますが、このレストランでは芯が残りません。秘伝の茹で方に興味津々です。※追記:高地アディスの生活には、圧力鍋があると便利です。

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レストラン入り口では、アート作品を購入することができます。お腹がいっぱいになったところで、市場に向かいましょう。エチオピアでは、カフェでコーヒーを飲むか、市場で生豆を買って、家で焙煎するかが一般的です。この市場でジンマやボンガのコーヒーも購入できます。コーヒーのスパイス、お茶菓子なども市場で買えます。コーヒーポットの『ジャバナ』もたくさん売っています。コーヒーセレモニーに必要な乳香もたくさんあり、みな好みの香りを買っていきます。

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伝統的な籠です。大きいものはインジェラを保存します。白い細綿の織り布で縫製されたドレスはエチオピアの民族衣装です。スーパーマーケットでも購入できる、コーヒー、白ハチミツ、スパイス(香辛料)、リフトバレーという銘柄のワイン、岩塩は、お土産におすすめです。

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ニューウェーブカフェにも行ってみましょう。

近年、たくさんのニューウェーブカフェが誕生しています。なかでも代表的なカフェが、「カルディ」と「ガーデンコーヒー」です。カルディは2004年創業、国内に30店舗、若者に人気、カジュアル路線で展開。ガーデンコーヒーは第4の波手焙煎を提唱し、ヘルシーメニューの高級路線。2016年創業、国内店舗は3店ですが、中国で100店舗を展開しています。この2つカフェの特徴は、どちらも国内で教育を受けたエチオピア人女性が起業している点です。2004年以降、大きくビジネスを伸ばしています。

 
今エチオピアのコーヒー業界で起こっていること、それは「ブランド化へのチャレンジ」。

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それではお待ちかねの夕飯です!

アジスアベバ市内に数店ある「カルチャーレストラン」です。伝統的な料理と共に、民族ダンスが楽しめます!ワットと呼ばれるシチューには、野菜・肉・魚などたくさんの種類があります。全部ちがう味ですが、大きくはスパイスを使うものと、使わないものに分けられます。食事の主食となるインジェラ(北部)・コチョ(南部)といっしょにいただきます。インジェラは発酵食で酸味があり、ふわふわとした食感です。コチョは、焼いたものは日本のお餅のような食感と味です。

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 インジェラの真ん中に置かれるのは、鶏肉とゆで卵のワット。ドロワットと呼ばれ、最高のおもてなしとされています。

 最後の締めくくりもやっぱりコーヒーですね!コーヒーセレモニーの動画を公開しています。    

ツアーの終わりに:白鳥くるみ

初めてベレテ・ゲラの森を訪ねたとき、この多様性に満ちた希少な森を失くしてはいけないと強く思いました。「一粒が地に落ちて、森をつくる」。森には自然がたくさん残っています。エチオピアの原生林は、現在わずか3%(JICA森林プロジェクト)と報告されています。森にはコーヒーの原種だけでなく、豊かな自然が残り、人々の暮らしを守っています。私たちが美味しいコーヒーを飲み続けるには、ここで暮らす人たちが、木を伐らずに、森と共存できることが必要です。

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エチオピアのディープなコーヒー文化や伝説のほんの少しだけしか、今日はご案内できませんでしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?みなさまからのご要望があれば、またこのような企画を実施したいと思います。 本日は、ご参加ありがとうございました。

 ※発表中にハウリングが起きてしまい、聞き取りづらい箇所ができてしまい申し訳ありませんでした(この報告書が、理解のお役に立てば幸いです)。各地に点在する講師とは、リハーサルは何度も行い、直前にも問題がないことを確認し、ハウリング中もバックアップスタッフが要因となるものはすべてチェックしたのですが、原因が見つかりませんでした。次回は、問題が起こらないよう改善を進めています。

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 参加者感想

※9割以上の回答者から、「とても満足した」との評価をいただきました。以下の感想は、アンケート回答から一部抜粋しました。ご意見は、今後の改善に役立てます。

 エチオピアで採れたコーヒーを飲む時に、どんな所でどんな所で栽培され、その⽅達の今の⽣活はどんななのか気になっていました。近代的なアディスアベバの写真と昔ながらのアフリカンベッドで⼿作業でコーヒーの加⼯をしている⽣産地の写真が本当に同時に存在しているのか、そんな疑問もあったのですが、今回、現地に詳しい⽅にツアーの案内をしていただいたことで、 両⽅間違いなく、それでもやはりコーヒーの⽂化も、⽇々変化しているのかな、と垣間⾒れたようで⾯⽩かったです。私はコーヒーショップでパートタイムの仕事をしているので、職場でカルディ少年の話も聞いたことはありましたが、その、伝説の地だったかもしれない森の様⼦を⾒て、昔本で⾒かけイメージとの違いに驚き、⾊々腑に落ちて感動しました。気になっていたエチオピアの今のお話たくさん聞けてとても楽しい時間でした。ありがとうございます。また同じ様な企画がありましたら、ぜひ参加させていただきたいです。

 〇経験豊富な専⾨家の⽅のお話を気軽に楽しく聞かせていただけたこと、⼀般的にはなかなか⾏くことができないであろうコーヒーの森へ⼊ったような気分が気軽に体験できたことが、とても良かったです。観光場所や施設だけでなく、現地の⽅々の働く様⼦や⽣活感も感じられて、エチオピアを訪問している気分になれました。講義をただ受けているというより、参加者のみなさんと⼀緒に体験しているような感覚が、また良かったです。それぞれの地域で案内⼈が変わるのも、気分が切り替わる楽しさがありました。エチオピア料理が⾷べたくなりました。 ありがとうございました。

 〇エチオピアはおろかアフリカ⼤陸にはまだ⾏ったことがなかったのですが、写真やそれぞれの案内⼈の⽅々の分かりやすいご説明で⼤変楽しく、ワクワクできたオンラインツアーでしたハウリングなどの技術的な問題もありましたが、最初から最後まで⼤変充実したツアーでしたご準備も⼤変だったと思います。このような機会をつくって頂きましてありがとうございました 森の勉強会には4回すべて参加しましたし、本⽇のオンラインツアーにも参加しました。いつの⽇かエチオピアに⾏ってコーヒーを楽しみたいと思います

〇ホテルなども紹介してくださったので、今度⾏くならここに泊まりたい、とかここに⾏きたいとか現実的に感じられたことが想像が膨らむし、現実的でとても良かった。欲を⾔えば動画があったらもっと肌で感じられるかなぁと思った。もちろん突然のコロナで急遽考えてくださった企画なので完全なるわがままですが…

〇コーヒーの森だけでなく、それぞれの街の様⼦も⾒ることができ、楽しかったです。特にアジスアベバではこの数年での急速な近代化には驚きました。教会での修⾏で眠気を覚ますためにかじったことがコーヒーの始まりとは興味深かったです。

〇【良かった点】 ・コンパクトにまとめられていたこと。 ・エチオピアのコーヒーの奥深さを知ることができたこと。 【課題点】 ・四か所説明するには、約2時⼆か所から三か所に絞ってほしい。

〇テーマが明確なセミナーのようなものは、数回程度参加しましたが、ツアーのような体験ものは初めてでした。コロナや紛争で⾏けない地域の様⼦(⼈々の⽣活も含めて)も知ることができて、とてもよかったです。

〇コーヒーのことやキリスト教との関係も学べて良かったです。いつかエチオピアに実際に⾏ってみたいです。フェアトレードについてチャットボックスで質問したのですが、答えてもらえなかったのが残念でした。

※たくさんの質問が集中してしまい、ツアー中にお答えできず申し訳ありませんでした。報告レポート「質問Q&A」にお答えしました。ご参考になれば幸いです。

〇コーヒーの仕事に携わる者にとっては物⾜りないように感じましたが、 コーヒーだけでなく観光⽬線で楽しめるよう⼯夫がされていたのかなと思いました。

〇本当の”ツアー”の再現で⾯⽩く参加できました。現地に⾏けない今こそ、このような形で現地の事を知る事ができてとても楽しめました。

〇四か所を効率よく回ってみることができよかった。それぞれの場所の⼯夫が凝らされていて⾯⽩かったです。


〇エチオピアについてかなり語れるようになった。⾏きたくなった。


〇アフリカ/エチオピアに⾏ってみたいと思っていたのでとても楽しかったです。リアルツアーを企画していただけたら参加したいです。


〇コーヒー以外にも、教会やアートなど、アテンションしてなかった⽂化にも触れることができ、⼤変楽しく参加することができました。

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1 11月

オンラインツアーイベント報告(1)2020年10月25日「4人のスペシャリストと巡るエチオピア原生林と伝説のコーヒートレイル」

オンラインツアーイベント報告(1)

 「4人のスペシャリストと巡るエチオピア原生林と伝説のコーヒートレイル」

ボンガ・ジンマ編

日時:10月25日(日)14:00~15:45

会場:オンライン

参加者:54

配布資料:オンラインツアー日程表/案内人の紹介、オプションお土産用フライヤー&申込書

主催/企画:アフリカ理解プロジェクト
コーヒートレイルP1

コーヒートレイルP2

 
2020
(1月~9月)4回に渡り実施した『森のコーヒー勉強会』参加者の要望を受け、
スピンオフ企画としてオンラインによる、エチオピアのコーヒートレイルを実施しました。
当日は、実際にエチオピアのコーヒーの森ツアーを添乗員の伊藤さんと4人のスペシャリストが、54名の参加者と共に、コーヒーと森にまつわる伝説の地(エチオピア各地)を巡りました。

 添乗員:伊藤 茉莉(アフリカ専門旅行会社在勤中、エチオピアコーヒーの森ツアーを実施)

案内人:平山 絵梨(ボンガの森:マキラ村マザーツリー、ボンガ村と観光スポット、蜂蜜農家)

案内人:吉倉 利英(ジンマの森:ジンマ市内散策・宮殿跡・博物館、野生のコーヒーが育つベレテ・ゲラの森)

案内人:白鳥 清志(バハルダールの森:タナ湖、ゼゲ半島コーヒーの森、教会アート、ウラキダネ修道院訪問)

案内人:白鳥くるみ (アディスアベバ:観光スポット、カフェ巡り、市場、エチオピア式コーヒー&料理の楽しみ方)

サポートスタッフ:若松・佐々木・織田
 
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14:00−14:10 集合出発!添乗員伊藤さん

成田空港から、Ethiopian航空で16時間の空の旅に出発です!空路は「成⽥ー仁川ーアディスアベバ(787−8 Dreamliner)」での旅となります。


早速、成田からエチオピアへLet's Go!

実際行くと約1週間かかる工程を、オンラインで2時間弱に濃縮したツアーです。オンラインツアーのフライヤーを手元に、場所などを確認しながら、ツアーをお楽しみください!本ツアーでは、個性豊かな伝説や現地に行かないとわからないお話をたくさん聞くことができます。今回のオンラインツアーでは、始まりから終わりまで、およそ250枚の画像が使われました>

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旅の注意点

アフリカ旅行では、思わぬハプニングが起こります。ハプニングも含めて本ツアーを楽しんでいただけたら嬉しいです。 


ボレ国際空港着

あっという間に、約1万キロ離れたアディスアベバに到着。本来は約16時間の旅となります。アディスアベバは、現在は、高層ビルも立ち並ぶ大都会!アディスには、本ツアーの最後に戻ってきますので、早速『ボンガの森』に移動しましょう。

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◆14:10−14:25 ボンガの森(案内人:平山さん)

標高1700メートルに位置するボンガ村。(2019年にジンマからの舗装道路が完成しましたが)、村の道は、まだ赤土のままのところが多いです。本日の宿泊先は、『コーヒーランドホテル』。まずはこちらで荷物を降ろして、ひとやすみ。水道が止まった際のお水もバケツで準備されています。

  

原木の森マザーツリーのあるマキラ村への道中では、野生の動物にも遭遇します。車で行けるところまで行き、あとは2時間ほど、ひたすら森を歩き続けます。コーヒーの森にたどり着くには、川の中を歩いて渡ったり、凶暴なアリやダニとも戦ったりする必要があります。
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 コーヒーの森に足を入れると、苔むした、コーヒーノキに囲まれます。原木と表現すると「産みの親の1本」のようなイメージを持たれると思いますが、ここでは村人がマキラ村の原生林のなかで最も大きなアラビカ種のコーヒーノキを『マザーツリー』と呼び、大切に保護しています(看板もひっそりとですが、建てられています)。

 ※追記:実際、マザーツリーはほかのコーヒーの木より大きく、およそ200年生と森林保護管の説明しています(実際調査がされているかどうかは確認できません)。南西部に広がる森のなかで、これほど大きい木は見つかっていないという説明もありました。マザーツリー探訪の動画


森の中には、ロングペッパー、エチオピアカルダモン等のスパイスも自生しています。また、季節によって、白い花にハチが戯れる等、森の様々な営みを見ることができます。一度ホテルに戻り、現地食インジェラをいただきます。ボンガには、住民参加で建設中のコーヒー博物館、王宮跡、紅茶農園など、ほかにも見どころがたくさんあります。

 午後は、養蜂家の家に向かいます。

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脱サラをして養蜂家となったムルースさん。エチオピアの野生のミツバチが好む仕掛けを作っています。日本の木箱とは異なり、大木を二つに割り、中をくり抜きます。ここにハチが寄ってくるよう、ハチの好む香りを仕込みます。くりぬいた大木を二つ重ね、エンセテというばしょう科の植物の葉でぎゅっと縛り巣箱を作ります。巣箱は一度煙で燻し、その後、大木の高い樹に括り付け、野生のハチを待ちます。この高い樹に括り付けるという伝統的な方式では、効率的な収穫はできないため、ケニア式という地上に巣箱を設置する方法も行われています。また、日本ではミツバチが外に出ている昼間にハチミツを収穫するのが普通ですが、エチオピアでは、夜に収穫するのが特徴です。「夜はハチの目が見えないので、人間を攻撃しない」という考え方に由来しているようです。

 

村人の自宅の庭にもコーヒー畑が広がります。

 ※追記:エチオピアでは伝統的にコーヒーの実を天日干しにしますが、そうすることで、いつでもコーヒーの売買ができ、また家庭でコーヒーを楽しんだりすることができます。

 

現地の人々は、コーヒーセレモニーを楽しむ習慣を持っています。コーヒーセレモニーで、コーヒーを五感で楽しむのが特徴です。コーヒーを待つ間は乳香を焚き、香りを楽しみます。エチオピアでは、砂糖や塩、テナダムと呼ばれる香草や祝い事ではバターを入れることもあります。コーヒーを沸かすポット『ジャバナ』にも地域により色々な形があります。またマキラ村では、陶器や土器でなく自生する竹を使ったカップが使われています。茶器からもコーヒーのルーツを感じることができます。
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 バルタの滝という大きな滝を眺め、ホテルへ。

 今日は残念ながら停電・・・そんな時は、ホテルの人がろうそくを渡してくれます。ツーリズムスポットとして開拓中ではありますが、ここでは、美しい夜空・星・雲海・森など沢山の自然を満喫することができます。

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ここボンガからジンマへは、車で2時間の移動となります!途中で、牛の大群に会うことも!

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 14:25−14:40 ジンマの森(案内人:吉倉さん)

まずはジンマの街中へ。標高は1600メートル。首都アディズアベバより標高が低く、日中は暑いです。コーヒーを沸かす『ジャバナ』の大きなモニュメントがランドマーク。

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町中にはヤギの群れがのどかに歩いています。

本日は、セントラルジンマホテルに宿泊します。このホテルには、ジンマ唯一のプールがあり、気持ちよくプールが楽しめます!

 街中のマーケットへ!

伝統と近代が融合しており、賑やかな街並みです。

イスラム圏のため、酒場はあまりありません。コーヒー生豆を煎っている光景が随所に見られ、コーヒーが憩いの場や、交流の場を提供しています。

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 お土産には、一本の丸太をくりぬいて作られているジンマイスがおすすめです。(ちなみに、こうしたお土産品は、交渉次第で値段が変わります。)
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ジンマには、ミュージアムもあります。ジンマ王国の歴史の紹介や、最後の王様だったアバジファールが住んでいた宮殿で使われていた調度品や家具など興味深い品々が陳列されています。町から車で10分ほど丘を登ると、ジンマ王国宮殿(2020年現在修復中)が残っています。そこからは街の風景が一望できます。エチオピアにはサッカーのプレミアリーグがあり、ジンマのチームはアバジファールという名前です。最後の王様の名前が由来です。サッカーは現地でも人気です。

 ジンマの街中を観たところで、さあ、コーヒーの森、ベレテ・ゲラの森へ出発です。街の北にある道路を通って、車で2時間ほど移動します。 キッタという、オロモ族の伝統的な食事を軽食に食べてみましょう。飲み物はミックスジュースがおすすめです。アボカド・マンゴー・グァバの三層のジュース!カラフルで、味も最高です!

オモロ語で書かれた「アラビカコーヒーの発祥地」の看板を通り過ぎ、ベレテ・ゲラの森へ。

※追記:この「アラビカコーヒーの発祥地」の看板は、コーヒーの原生林が広がる南西部では、数か所に掲げられています。コーヒーの原種は、エチオピアの南西部の森に広がっているので、どこが発祥の地と特定するのは難しいです。

今日は車で森まで向かいますが、現地の人たちは馬を使います。森の中は、徒歩移動です。足元が滑りやすくなっています。ホスピタリティのある現地の子供たちがエスコートしてくれますので、ご安心を。現地のアリには要注意です!アリの防止には、タイツがいいようです。

上の方に疎ら(まばら)に付いている赤い実が見えますか?これが自生のコーヒーの実の成り方の特徴です。コーヒーノキは全体がしなる性質があるので、枝をまげて収穫します。現地では、より多くの実を収穫できるガーデンコーヒーと自生のコーヒーの二本立てで、コーヒー生産が行われています。

 現地では、より多くの実を収穫できるガーデンコーヒーと自生のコーヒーの二本立てで、コーヒー生産が行われています。

コーヒーの収穫時期には村人が収穫のための仮小屋を建てて住み込むので、森が賑やかになります。

コーヒー豆の処理には天日干し方式と水洗方式があります。水洗式では、買い取られた実は、外側の皮と果肉を水で洗うという処理を行います。乾燥までの処理が2週間程度の短期間でできます。

 味の違いは、ワインに例えると、天日干し式の方は口当たりが重い赤、水洗式は、口当たりが軽い白ワインに近いと言われています。伝統的養蜂は、ベレテ・ゲラの森でも営まれています。現地の蜂蜜は、蜜蝋のある巣とハチミツがまじりあった状態でお皿に出されます。蝋を口中で感じるものの、濃厚で美味しいです。また、ブルスと呼ばれるはちみつ水(酸味がある!)も、美味しくおすすめです。お土産用のはちみつは、1Kg2000円程度(2019年現在)で販売されています。

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 ベレテ・ゲラの森の奥には、激流の川を越えると温泉もあります!日本と同様、湯治場のような伝統文化があり、エチオピア人も楽しんでいます。

 吉倉さんは、森では現地の人の家の中にテントを張らしてもらい宿泊することもあるそうです。野生のライオンなどもまだ生息しているという情報もあるので、くれぐれも外に張らないように!

  

14:42−14:50 コーヒーブレイク(8分休憩)

休憩中にエチオピア音楽「グラマレ」が流れる。

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