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アフリカ理解プロジェクトのイベント情報

アフリカ理解の促進を通じて地球市民の育成を目指すNGO、アフリカ理解プロジェクトが企画するイベント情報です。

2019年04月

10 4月

【4/7講座レポート】ティンガティンガからタンザニアを知る

2019年第3回体験ワークショップ         IMG_20190402_171018_156
アフリカンポップアート
「ティンガティンガからタンザニアを知る」
日時:2019年4月7日(日)12:30~15:30
会場:JICA地球ひろば市ヶ谷
講師:井上真悠子(NPOアフリック・アフリカ)
主催:アフリカ理解プロジェクト


2009年3月~:ザンジバル12 039-t「ティンガティンガ」とは、タンザニア独立直後の1960年代後半から始まった絵画スタイルの名前です。その名称は、創始者であるエドワード・サィーディ・ティンガティンガさんの名前に由来するといわれています。






マゾニット(べニア板)に塗装用ペンキで動物や故郷の風景を描くことからティンガティンガは始まりました。













2009年3月~:ザンジバル13 0061972年創始者のエドワードは不慮の事故で亡くなりましたが、彼が描き始めたティンガティンガの構図や精神は後世に引き継がれ、現在も多くの画家たちが新しいアイディアともにティンガティンガを描き続けています。


現在、ティンガティンガは、ダル・エス・サラームにあるティンガティンガ村やザンジバル、タンザニア北部などを中心に制作・販売されています。欧米や日本においても注目を集めつつあり、各国で展示会やイベントが行われています。
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当日は、参加者20名、講師・スタッフ4名で、
体験ワークショップが始まりました。

=会場の準備=
机やいす、床にペンキがつかないようにビニールシートで覆ったり、換気の配慮など1時間半前から、会場準備は始まりました。






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=井上講師のお話の概要=
1.日本で紹介され始めた頃のティンガティンガ
・2005年 読売新聞記事
・2007年 スターバックスコーヒーのマグカップの挿絵など
・日本在住のティンガティンガ画家マイケル・レヘムさん(姫路在住) など


2.ティンガティンガのはじまり
3.ティンガティンガの描き方
・描く→乾かす→描く・・・を繰り返す手法
・絵のパターンとその移り変わり
初期のティンガティンガは、鮮やかな色彩をつかっていなかった。
年代を経るごとに鮮やか色彩に変化。パターンはあるが、描く人によって個性が出る。ペンキの色は基本色として赤、青、黄、黒、白の5色が使われる。
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4.ティンガティンガの歴史
現在:ダル・エス・サラームにある通称ティンガティンガ村を紹介。村といってもむらではなく、共同作業場。皆ほかに家があって通ってきている。昔はここにあった大きな木の下に集まって絵を描いたそうで、現在のようなティンガティンガアートコーポラティブソサエティの建物ができたのは1990年代のこと。
5.画家の出張
・取引先に呼ばれて移動する(期間は日帰り~数か月滞在までさまざま)
・出張先では初対面の同業者とも作業場を共有
・商品となった絵を運搬するより、画家を移動させた方が破損リスクや運送費が安い、画材も簡単に手に入る(ペンキ、灯油、布)
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6.本物のティンガティンガとは?
そもそも「伝統」というもの自体、形を変えず普遍的にあるものではなく、常に「修正」されながら不断に創出されているもの。
特に観光の場では、外からの「まなざし」を受けて修正や変容が顕著に起こる。
ティンガティンガにもさまざまな変化がみられる。
当事者とは誰のことか?利益を得られるのは誰か。切り捨てられるのは誰か。

「アフリカ」を期待して訪れる外国人客からの「まなざし」に乗っかりそのイメージを利用する。観光マサイたちも、同じ場所で仕事をする画家たちも商人たちも。動物を描き、典型的なマサイのイメージを描き、プリミティブなアフリカイメージを描く。先進国から「アフリカ」に向けられるまなざしを理解したうえで、プライドを持ってその立場を意図的に利用している。(ウジャンジャ=狡知)
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日本でティンガティンガを描くと、乾かす時間に半分以上が取られてしまったり、ドライヤーをフル稼働させて乾かし、ブレーカーが何度も落ちるなどのハプニングが起こります。

このため、井上講師とアフリカ理解プロジェクトが事前に相談して、今回は写真のように背景色と構図を講師に準備していただき、
ドライヤーもほとんど使わず(当日は晴天で乾燥日ということもあって)とてもスムーズに実習ができました。
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井上講師が準備してくださった資料を見ながら、参加者のみなさんティンガティンガ画家ように筆を進めていきます。












DSC_1058背景を加えたり、色やグラデーションを変えたり、ネットでティンガテイン画を参考にしながら自分のテイストを加えたり、小さいなコースターの世界に、それぞれの個性があふれていました。








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参加者は、20名のうち男性が4名。この春から中学生という参加者も。20代からシニア世代まで幅広い年齢層のみなさんが参加されました。

アフリカ理解プロジェクトの講座・ワークショップにはリピーターが多いのですが、今回は初めて参加された方が約8割でした。タンザニアやケニア観光の経験がある方、協力隊経験者、教員・学生、アートに関心を持つ方、アフリカに関心のある方など、多様なバックグラウンドの方たちが参加されました。
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井上講師の的確なアドバイスで(ここはこの色を使うとティンガティンガらしくなる、など)オリジナリティーあふれるティンガティンガアートが描かれていきます。























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2時間半の体験時間をかけて、完成したティンガティンガ。一枚として同じものがありません。
講師のお話(プレゼンテーション)で、アフリカンアート(タンザニア)への理解も進み、参加者のみなさんはたいへん満足されていました。







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【参加者アンケートより】
・ティンガ・ティンガについて知りませんでしたので、新しい知識を体験を通じて知ることが出来て素晴らしい企画でした。ティンガ・ティンガが微細な背景や表現をとっていることで、自分の作品がほぼ出来てから気付き、戻れなくて残念でした。(60代~)
・中学の時にタンザニアのティンガティンガの事をレポートに書いていたのですが、とても色あざやかで大好きでした。自分がいざ挑戦するとその色あざやかさやぼかし、模様を出すのがむずかしかったですが、とても楽しかったです。(30代)
・とても集中してとりくめ、楽しかったです。ザンジバルのティンガティンガ職人のなぞがとけました。(30代)
・すごく楽しかったです。アフリカ(今日はタンザニア)について少し学びつつ絵を描くプロセスも楽しかったです。(20代)
・アフリカの文化に触れる機会を得ることが出来、有意義な時間を過ごすことができました。
・体験の時間が長くてよかったです。また参加したいと思います。(50代)
・とても楽しかったです。いろいろな発想があって面白いですね。自分ではなかなか道具がそろえられないのでワークショップはありがたいです。(50代)
・初めて参加しましたが、とても楽しかったです!(20代)

ほかにも多数回答をいただきました。
参加者のみなさん、撮影やアンケートへのご協力、本当にありがとうございました。

記録:アフリカ理解プロジェクトスタッフ


























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































4 4月

【3/30イベントレポート】アフリカの布とお話と動物たち

「アフリカの布とお話と動物たち」
日時:2019年3月30日(土)18:00~ 
展示:2019年3月29日~4月5日(アートやアフリカの布を展示)
会場:キュービック 東京都目黒区鷹番3-18-21 ツインタウン学芸大2F
主催:コラボ企画xアフリカ理解プロジェクト

今回は、学芸大学駅近くにあるフード&ギャラリー「キュービック」のご協力を得て、面白いコラボレーションを実現しました。『アフリカの布』×『アフリカのお話』×『アフリカの動物たち』です。
私たち「アフリカ理解プロジェクト」、数多くのテレビや有名施設内のアナウンスのお仕事のほか、
朗読家としても活躍している「白井京子さん」、そしてアーティスト(専門は日本画)の「よーこさん」が集結し、それぞれの得意分野を生かして「アフリカ理解プログラム」が実現しました。

はがき裏
3月29‐4月5アフリカの布とお話と動物と展_表まずは前日、「キュービック」店内の装飾。

壁には象やライオン、豹、バッファロー等、よーこさんがお友達のアフリカ旅行写真でインスパイアされた動物画を展示。(よーこさんは都内で個展も開いています)。窓際には東アフリカを代表する布「カンガ」をアドリブで飾りました。雰囲気ががらりと変わりますね!!
#よーこさんの絵は、角度や切り取り方が個性的でとても惹きつけられました。
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当日の30日です。参加者も揃い、イベントスタート!!
白井さんの提案で「朗読」の世界にみんなも参加してもらえるよう、ケニアではポピュラーなスワヒリ語の歌「Jambo Buwana:ジャンボ・ブワナ」の練習をしました。

朗読は、「①しあわせのなる木」「②アフリカの音」「③エチオピアコーヒー伝説」の順です。
#出典先はこの文章の最後にあります。
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「①しあわせのなる木」の朗読の途中で、さっそく習った歌をみんなで歌う場面が。
「Jambo Jambo Bwana(こんにちは こんにちは 旦那様)♪」「Wakaribishwa(ようこそいらっしゃいました!)♪」
「Hakuna Matata(大丈夫!)♪」。読み方はカタカナ読みで大丈夫(ハクナマタ!)。
簡単なフレーズの繰り返しだったので覚えやすく、会場はいっきにアフリカ!!盛り上がりました!!

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アフリカの太鼓ジャンベとギター演奏者のみなさんにもご協力いただき、生演奏コラボしました。それぞれのストーリーに併せてリズムも変化します。
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特に「アフリカの音」の朗読では、ジャンベの音が重要な効果音になります。
‐乾いた風に乗りどこからか太鼓の音が聞こえてきます‐
みな太鼓の音に身体を揺らしながら、白井さんの朗読に聞き入っていたのが印象的でした。
アフリカの村、乾いた風、広大な大地・・・そんな風景が目の前に浮かんできたとみなさん感想を述べられていました。
























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「③エチオピアコーヒー伝説」は、アフリカ理解プロジェクトが制作・出版した絵本です。
日本語の他、英語にも翻訳されエチオピアでも販売されています(収益はすべてエチオピアの教育支援に使われています)。

2009年の出版以来、全国各地で「読み聞かせの絵本」として使われている本ですが、今回のようなプロの朗読、生演奏付きのコーヒー伝説の朗読は、子どもだけでなく大人でも楽しめることがよくわかりました。

今秋には、コーヒーセレモニーxアフリカの絵本朗読で、コーヒー講座を開きたいと思います。こうご期待!!



IMG_4039朗読のあとは、「アフリカ布のお話」

おしゃれできれいな画像をふんだんに使ってプレゼンが行われました。
「アフリカ」といってもたくさんの国(54か国+1地域)があり、東アフリカ・西アフリカではその文化や歴史が異なります。

「布」という切り口で分かりやすくお話しすることで、アフリカを身近に感じていただくことが、このワークショップの目的です。

アフリカの布の種類、カンガの歴史、特長、使い方などの説明のあと、いよいよカンガ布の試着!!



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みなさんは最初は恥ずかしそうにされていましたが、アフリカ布を身に付けると、顔が華やぎ、元気になる効果があるようです。

カラフルな布は、色の違い・デザインの違いも
豊かですが、着方によってもイメージががらりと変わります。
どなたもとてもよく似合っていらっしゃいました!!










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当初の予定は1時間のイベントでしたが、イベント終了後も色々なカンガを着まわして
自分に似合う色探しを楽しんでいる方がたくさんいらっしいました。

アフリカ絵本の朗読、歌、太鼓の音色、アフリカの動物やアフリカ布に囲まれ、アフリカを知ってもらえるきっかけになったのではないかと思います。




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また、当日は、「キュービック」店長さんが、本イベントに合わせて、クスクス(北アフリカなどでよく食べられる主食のひとつ)を、特別にメニュー(一皿ワンコイン)に加えてくれました!

チキンがたくさん入っていて、とても美味しかったです。











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今秋には、コーヒーセレモニーxアフリカの絵本朗読で、コーヒー講座を開きたいと思います。こうご期待!!




【朗読で使わせていただいた本】
『アフリカの民話集 しあわせのなる木』文:島岡由美子/未來社/2,000円+税/2017年
『アフリカの音』作・絵:沢村としき/講談社/1,500円+税/1996年
『エチオピアコーヒー伝説/原木のある森 コーヒーのはじまりの物語』アフリカ理解プロジェクト刊/1,500円+税/2009年




記録:織田美那子(アフリカ理解プロジェクト)


2 4月

【2019年3/31講座レポート】コーヒーからアフリカを知る:『改訂補強版コーヒーモノガタリ』教材体験ワークショップ

「コーヒーからアフリカを知る」
アフリカ理解・フェアトレード教材体験ワークショップ
日時:2019年3月31日(日)13:00~15:30
会場:JICA地球ひろば202/203セミナールーム
講師:織田雪江(同志社中学校・高等学校教諭)
主催:アフリカ理解プロジェクト
改訂増補版『コーヒーモノガタリ』のご注文はこちらから改訂増補版コーヒーモノガタリ表紙_s

アフリカ理解・フェアトレード教材「コーヒーモノガタリ」改訂増補版の出版に伴い、著者の織田雪江さんによる、身近な“コーヒー”を切り口に教材体験で、アフリカの豊かな文化と可能性、アフリカと私たちの課題を知り、共に行動するための講座を行いました。“コーヒー”をテーマにした講座は毎回人気なのですが、10代~60代、全30名の参加となり大盛況でした。

参加者には中国やフィリピン国籍の皆さんや、はるばる静岡から親子で参加された高校生もいました。
6グループに分けた2時間余りのワークショップ形式の講義で、動きのあるプログラム(教材体験)は参加者には新鮮だったようです。また参加者同志が意見・情報交換をする時間が多くあり、多様な参加者の多様な意見にたくさんの学びや気づきがあったようです。

以下本日の講義概要をレポートいたします。
◇はじめに
◆アフリカ理解プロジェクトから本企画・出版の背景を説明
アフリカ理解プロジェクトは、アフリカで活動した青年海外協力隊員らが帰国後、アフリカと日本に
社会貢献するために立ち上げたNGO団体で、活動を始めて今年で15年になる。本(教材)の企画・出版は最も力を入れている活動のひとつで、日本やアフリカでこれまで12冊を出版している。
『コーヒーモノガタリ』は、2012年に初版を出版し好評を博した。アフリカ、そしてコーヒーをめぐる情況もここ数年で大きく変化したことから、著者の織田さんに依頼し、改訂増刷版を執筆していただいた。本書(教材)を通じて、多くの人がアフリカとアフリカの生産者の暮らしに関心を持ち、課題解決のために行動につなげてほしい。

◇ワークショップ概要
以下の構成で、ワークショップを行いました。
==
Ⅰ.エチオピアのコーヒー文化
Ⅱ.コーヒーは好きですか?
Ⅲ.コーヒーから見える世界の仕組み
Ⅳ.フェアトレードのコーヒーを育てる村を訪ねよう
Ⅴ.フェアトレードコーヒーパッケージからフェアトレードを考えてみよう
Ⅵ.ふりかえり
==
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【Ⅰ.エチオピアのコーヒー文化】
・コーヒーセレモニーに用いる「モノ」を配布し、クイズ形式から開始となりました。
袋に入った、乳白色の石のような塊。何でしょう??皆さんは分かりますか??
答えは「乳香」です。
乳香とは、エチオピアのコーヒーセレモニーで用いる重要なアイテムです。乳香は文字から想像する通り「お香」のようなものです。本日はコーヒーセレモニーの概要を写真にて説明いただきました。
#「コーヒーセレモニー」はアフリカ理解プロジェクトでも今後イベントを計画しますので、興味のある方は是非ご参加ください。
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【Ⅲ.コーヒーから見える世界の仕組み】
お題は難しいですが、クイズ形式で講義が進められ、グループメンバーと意見交換をしながら、コーヒーに関する基礎知識を学びました。
Q:コーヒーの麻袋、何キロのコーヒーが入るでしょうか?
A: 60Kg(最近はスペシャリティーブームで30Kgの袋もある)
Q:コーヒーの生産国を3つ書いてください。
A:コーヒーベルトと呼ばれる地帯で生産されている。
デリケートな植物で、以下の4つを満たす土地でないと、栽培できない。
 ・雨量
 ・日当たり(直射日光は苦手。シェイドツリーが必要)
 ・温度(高地が必要)
 ・土の質(霜害を避ける)
コーヒーベルト地帯でコーヒーが栽培されるようになった背景には、
・植民地政策により、イモ類などの自給用作物から商品作物のコーヒーが栽培されるようになった。
・品質が良い作物は全て輸出するよう決められた国もあった。
・自然災害などにより価格が大きく変動し、商品作物とはいえ安定しない状況がある。
などが説明された。
#国際協定で値段が決められる時期もあったが、貿易自由化により協定が廃止され一定額の収益を得られなくなる場合もあるなど、生産者の暮らしの安定が保証されない状況は問題ですよね…
執筆者の織田さんがコーヒーの教材化を考えるきっかけになったのは、「タンザニアのルカニ村」や「エチオピアのカラユ遊牧民の村」を訪ね、人びとの暮らしを目の当たりにしたことからかもしれません。グループ分けのあと、次の教材体験が始まりました。
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【Ⅳ.フェアトレードのコーヒーを育てる村を訪ねよう】
フェアトレードコーヒーの村として知られるようになったルカニ村(2009年当時)の9つのカテゴリーのうち6つの写真を見ながら、村を巡り、疑似体験(各班に写真を配布し、参加者が各テーブルを回る)しました。
①食事
②水
③家庭畑
⑤ルカニ村小学校
⑦ルカニ村教会
⑨ルカニ村診療所

各写真を見て回りながら、意見交換を行いました。参加者からは
・教会について、綺麗だと思った。アフリカでは現地固有の診療があるということも聞いていたが、ルカニ村では、きちんと診療ができていると感じた。
・色々な建物があったが教会が一番きれい。小学校、診療所はトタンでありあまり立派ではない印象。
・男の人の写真があまりなかった。
・水環境は厳しそうに見えた。
・全体的に「モノ」が少ない印象。
・教会での衣装がとても華やかだった。
・食事のボリュームが多そう。しかし、栄養は偏っていそうな印象。
・草が色々生えていて、意外と土壌は豊かそう。  
など、たくさんの感想が出されました。

フェアトレードプレミアムでつくられたものは、写真資料(⑥ルカニ村中学校、⑧ルカニ村図書館)で見ることができます。
#2009年当時はフェアトレードプレミアムで中学校を建設中でしたが、先生が不足しているなど別の課題もありました。

改訂版には、フェアトレードプレミアムでつくられたものとして、コーヒーの育苗場、コーヒー豆の一次加工場の写真もあります。また、フェアトレードでフェアで安定した価格でコーヒーが買い取られるようになり、近年コーヒー栽培が再開された畑の写真も加わりました。

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【Ⅴ.フェアトレードコーヒーパッケージからフェアトレードを考えてみよう】
まずはフェアトレードの基本的な知識の共有がありました。
・ルカニ村の場合は、コーヒー危機の時期(2001年)にフェアトレードが始まった。
・フェアトレードと同様の内容として「公平な貿易」「オルタナティブトレード」など、色々な表現がある。
・フェアトレードとは、「最低価格の保証」「フェアトレード・プレミアム※」を守り、コーヒー生産者を守る仕組み。
※社会開発(技術向上・医療・教育・環境改善)のためのプラス価格を消費者が担う。
さてここで、ようやく慣れてきたグループメンバーを再編成。
各自には織田さんが用意した「コーヒーパッケージ」を選んでもらい、同社製の仲間を探しだし、
次の課題、「“価格以外“のフェアトレード」の要素(基準)を探し、30秒で商品アピールをするというもの。
全12グループに分かれましたが、短時間の中で、ポイントを絞ったアピールが行われました。「森林破壊等地球・環境への配慮」「生産者団体支援」「手摘み、丁寧な製法」「生産者・消費者両面の幸せ」「前金による資金援助」「無農薬・有機栽培」等が、パッケージから読み取れたようです。
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DSC_0881DSC_0884参加者からは、
フェアトレードに興味がある人には理解できても、興味がない人には難しい言い回しであったり、独自の基準がありそうで実際は分かりにくいものだという意見もありました。

パッケージ内にどのような表現が書かれていれば「フェアトレード」と言えるかという言及ではなく、どのような軸で商品がアプローチされているかという目線に消費者が気づくことが大切ということが含まれていたように感じました。
なお、ある一定の基準を満たした商品には、フェアトレード認定のマークがパッケージに付与されているため、まずはそのようなマークをお店で探してみるのもいいかもしれませんね。
【Ⅵ.ふりかえり】
最後に、今日の振返りを行いましたが、「コーヒー」「フェアトレード」がキーワードだったワークショップから、
「SDGs」「ブランディング」「消費者・生産者」というような内容にも触れたグループもありました。

また、情報はたくさんあるが、自らがとりにいかないとわからないという率直な意見もありました。

通常は8時間かけて行うワークショップをぎゅっと詰めた2時間余りは、あっという間に過ぎました。参加のきっかけは様々でしたが、色々な世代・職種・立場の方で構成されたグループ分けされたことにより、新たな気づき等、あったように思います。
<参加のきっかけ>
・大学で国際交流を学んでいること、カフェでアルバイトをしており、どんぴしゃりの講座だった。
・以前、アフリカ理解プロジェクト企画のコーヒーセレモニーイベントに参加し本講座にも参加した。
・友人がアフリカのストリートチルドレンのことを知りたいと思った時に、検索したら本イベントがヒットした。
・「チョコレートの真実」に関するNPOと繋がりがあり、‘アフリカ’でどのようなことが行われているのかに興味がある。
・フェアトレードについて興味があったため、本講座で学んでみたいと思った。
DSC_0862【参加者の感想】
・大変勉強になりました。フェアトレードという言葉は知っていました。「適正価格」ということだけだと思っていましたがもっともっと広い意味が思いがあると、学びました。(40代)
・自分の思った事を伝える部分が多く、楽しく取り組めました。フェアトレードやアフリカを知る、さらに、関心をもつきっかけになりました。きっと、表示見る人が増え、自分で調べる人が増えるようになると思いました。(40代)
・生産者のくらしや村の様子から、フェアトレードのしくみなど、コーヒーを通して様々なことにふれることができて、とてもためになる機会でした。とても楽しかったです!(20代)
・アフリカのコーヒー栽培をとりまく環境の一端を知る事ができました また、フェアトレードについて再認識できました。いろいろなバックグラウンドの方たちと意見交換できて考え方がひろがりました
(50代)

ほかにもたくさんの回答をいただきました。参加者の皆さんご協力ありがとうございました。ご意見をもとに、よりよい講座に改善していきます。

アフリカ理解プロジェクトでは、今後もコーヒーに関する講座等企画予定ですので、奮ってご参加ください。

記録:織田未那子(アフリカ理解プロジェクト)







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