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アフリカりかいメールマガジン 第66号 2014年4月11日 

アフリカで暮らし、アフリカ経験の長いスタッフが発行するメルマガです。一歩先を行くアフリカでの活動・情報をお届けしています。

Index

01 Interview  アフリカでビジネスをすること
02 Study Tour  エチオピア『ボンガ原木のある森へスタディツアー』
03 Cooking  予告『アフリカ料理の本:62の有名なアフリカレシピ&物語』
04 Topic 今月のファッション
05 Editor's notes 


01 Interview アフリカでビジネスをすること

『ソトコト』という雑誌の取材を受けました。紙面に載せきれなかったインタビュー内容を少しご紹介します。
記事はソトコト誌5月号(4月5日発売)に掲載されています。

Q エチオピアで活動されていて、どんなビジネスチャンスがあると思いますか?

広告・出版ビジネス(教科書を補完する副教材なども)/土産物や農産物加工品などの容器・包装(Packaging)/富裕層向けの健康食品・有機農産物/各種コンサルタント業(経営マネージメント・商品デザイン・商品開発・改善・広報戦略・生産現場や店舗などの改善・品質管理など)/職業訓練(人材を必要とする企業から資金を得て)/観光業(ホテル施設・サービスなどの改善、観光ガイドの養成、エコツアーやグリーンツアーの企画実施など)/ロジステックス

1-商品開発プロジェクト関係者への説明会
商品開発プロジェクト関係者への説明会

アフリカでビジネスをされていて、ぶつかる障害とはどんなものですか?
 
日本人が感じる障害の多くは、異文化コミュニケーション能力の不足からくるものではないかと思います。日本人は先進文化を理解することには熱心でも、途上国の文化理解に関心がないように見える。結果としてその面での活動経験が浅く、不得手。また自分自身や自国文化を異文化の人たちに理解してもらう努力も怠りがちで、何か事が起こったときには、一方的に相手の責任にしがちな傾向もみられます。アフリカでぶつかる障害とは、インフラの未整備といった面を除けば、先進諸国でも起こりうる障害。また、障害の多くは、社会システムの多方面にわたる複合的な原因が多く、相手一人の責任ではないのに、そのことを理解しようとする日本人が少ないことも残念に思うところです。

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アジスアベバ市内で進む道路工事。立体交差も作られています。

アフリカでビジネスを成功させる鍵はどのようなことだと思いますか? 

コミットメントを示し、成果が出るまで努力を怠らずやりつづけること/アフリカ理解プロジェクトは非営利団体ですが、NGOにもビジネスセンスが必要なところは企業と同じ。短期的な成果は求めず、生産者に寄り添い生産者と共に成長することを喜びと考えること(アフリカでも信頼関係の構築が重要です)/仕事を楽しむこと(困難も楽しむ)

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アジスアベバ工科大学の前にはざまざまな開発のポスターが。


白鳥さんのところに相談に来られた企業や機関は、エチオピアのどんな点に関心を持っていましたか? 

どんなニーズ(市場)があるかの調査/自社で商品化しなかったテクノロジーをアフリカで使えるかどうか/珍しい薬用植物・エッセンシャルオイル・ハーブ・スパイスなどの調査/市場開拓/切り花ビジネス
/皮革製品・手芸品/コーヒーや蜂蜜/BOPビジネス/ソーシャルビジネス・フェアトレード・コミュニティトレード/企業のCSRとして出来ることなど。


02 Study Tour
 ボンガ原木のある森へスタディツアー:レポート 

エチオピア在住者を対象に、国際協力やエチオピア理解を深めるためのスタディツアー(12/31-1/3日)を行いました。
今回のスタディツアーのポイントは:
 
★世界でエチオピアでしか見られない「原生林のワイルドコーヒー」を視察し、フォレスト、セミフォレスト、ガーデンコーヒーなどの違いを知る。

★カファ州「ジンマおよびボンガ観光」の可能性を知る(コーヒー博物館、紅茶農園、コーヒー・蜂蜜農家、ジンマ博物館、王国跡などの視察、この地に派遣されている青年海外隊員の活動を知る)

★エチオピアの森林環境を知る「失われつつある原生林」アジス→ジンマ→ボンガを陸路で通過することにより、エチオピア森林環境の状況を知る。

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ボンガ・マキラ村で野生のコーヒーの木に囲まれて

スタディツアー参加者のレポートをご紹介します。

世界的な観光地になる可能性を秘めたボンガ 

2013.12.31. ADD to Bonga
 
アジスを早朝に出発し、車に揺られること約6時間、途中の休憩地点Jimmaに到着。途中の山々は、アジス周辺に比べれば、やや緑が多かったものの、やはり木々が伐採され、ハゲ山となっているところが多かった。以前は国土の80%が原生林であった(と言われている)が、今では4%まで減少しているそうだ。それでもJimmaに近づくにつれ、緑が多くなっていった。道沿いには、伝統的な家屋(マッシュルームハウス)が建っており、地域性・民族性を感じさせる景観だった。同じ敷地内に、このマッシュルームハウス・木と土壁造りの家・レンガ造りの家が同居しており、伝統的な家屋から現代的な家屋へとシフトしていく様子が窺がえた。

JimmaからBongaへは、以前は未舗装道路だったが、現在では所々工事箇所が残るぐらいで、幅の広い舗装道が続いており、2時間ほどで、Bongaへ到着(注:2014年4月現在舗装道路はほぼ完成している)。この間は、更に緑が豊かになり、道路脇にはバナナの林(これは植えられたモノ)が見られたり、野生のサルがいたりした。6時過ぎから雨が降り出し、その影響からか停電。外は、雨が降っているのに、ホテルは断水。というわけで、夕食後は早々に就寝。Bongaにいる協力隊員によると、11月に赴任してから初めての雨だったとか・・・一体、誰が雨男・雨女だったのか??

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神の橋
 
続きはこちらで


03 
Cooking 予告:新しい本、刊行までもう少し

AFRICAN COOK BOOK
「アフリカ料理の本:62の有名なアフリカンレシピ&物語」 

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アフリカ料理は、アフリカの人たちそのものです。個性的でエネルギッシュ。ぴりっとスパイスが効いていて、素朴だけれど忘れがたい味。

この本は、アフリカ各国の友人に教えてもらったアフリカの有名な伝統料理を紹介しています。レシピの料理は、すべて日本にある食材でつくれるように工夫しています。また、美味しいアフリカの料理を紹介するだけでなく、料理や食にまつわる話、アフリカの人たちの知恵を紹介しています。

FAOのレポートによれば、世界の生産量の約3分の1にあたる約13億トンの食糧が、毎年廃棄されているそうです。アフリカでは、家庭で食べものが廃棄されることはほとんどありません。

「必要な分だけ買う」「分け合う」「保存する」が、暮らしのなかに生きているからです。アフリカンライフスタイルは、「手づくり」が基本です。

食料、水、エネルギーなど人類共通の課題を克服するため、途上国の文化の多様性を知り世界の人々と共に知恵を出し合ってほしい、そういう想いから私たちはこの本をつくりました。アフリカ理解プロジェクトによる一番新しい出版物です。

アフリカ理解プロジェクトによる出版物 
 

04 Topic 今月のファッション

どれもARP(エチオピアでの商品開発・改善プロジェクトCEHP)が、生産者にデザインなどを提供し、取り扱っているスカーフやニット帽です。なかなかおしゃれでしょ?

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手編みニット帽 
1-薪運び女性ショール商品撮影(モデルさんは協力隊員)
手織りのショール


05 Editor's Note 
アフリカ開発のこれから

ミレニアム開発目標(MDG)は来年、2015年がゴール。8つのゴールのうち、いくつかを達成できた国もあるが、たいはんは残念ながら道なかばというところ。国際社会は今、2015年以降の開発目標を議論しているが、中身はこれから。アフリカでは経済成長が強調され、援助国は自国の企業進出や資源の確保を主張するようになっている。安倍首相が今年の1月に日本の財界グループをひきつれてアフリカを訪問したことは記憶に新しい。貧困や食料不足はひきつづき地球的課題だが、まずは経済成長からということらしい。アフリカの都市部は建設ブームにわくものの、田舎にいくと昔のまま。都市部でも貧富の差が拡大している。

ところで、今年は国連が定めた「国際家族農業年」。世界の食料供給の7割を支える家族農業の支援は、地域の食料供給を安定させ、環境や生物多様性の保全もすすむといわれている。国連食糧事務所(FAO)日本事務所のボリコ所長は子供のころの経験から、家族農業が伝統技術の伝承や地域のきずなをもたらし、平和の源にもなっていたと述べている。今号で紹介するボンガの森に住む農家のような、アフリカでは大多数を占める家族農業への支援は、貧困削減と環境保全に直接つながる政策だ。(き)

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アフリカ理解プロジェクト 
〒146-0093東京都大田区矢口1-11-8 Tel/Fax 03-3758-5665 
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アフリカ理解プロジェクトのミッション
1.アフリカ理解を通して地球市民を育成する 
2.世界に開かれた日本社会を実現する 
3. 困難に直面するアフリカの人々を支援する 
4.アフリカと日本を結ぶ機会を提供する。 
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