chekereni

アフリカ理解プロジェクトのイベント情報

アフリカ理解の促進を通じて地球市民の育成を目指すNGO、アフリカ理解プロジェクトが企画するイベント情報です。

2012年08月

31 8月

エチオピアの人を元気にするプロジェクト

こんにちは。

アジスアベバでは、今週末にメレス首相の葬儀が行われます。60年ぶりに一般に門を
開いたパレスでの記帳に、弔問者の長い列がマスカルスクエアーから続いています。

エチオピアの人たちに、首相や大司教が亡くなったことへのお悔やみの言葉をかけると、
「ありがとう」という言葉が返ってきます。表には出しませんが先行きの不安感からか、
元気を失っている人たちも多くいます。

そんななかで、エチオピアの人たちを元気にするプロジェクトを、さらに増やして
いかなくてはと思っています。

アフリカ理解プロジェクトは、「本づくり」をエチオピアの人たちと協働で進める
ことで、エチオピアの人を元気にするプロジェクトを2005年から行っています。


現在、エチオピアで印刷している"8冊目"の本
『The Legend of Ethiopian Coffee~Coffee from its birth place~』は、1-2週間
後に刊行されます。この本は、ARPのパートナーNGO(GTF)との共同出版で行い、
観光公社やアジスアベバ大学出版局などを通じて、エチオピア全土に配本・販売
される予定です。

また、ARPが企画・サポートしてきた日本人イラストレーターとエチオピアの童話
作家のコラボ絵本も、9月にエチオピアの私立大学出版局から刊行されます。識字率
が改善され、多くの子どもたちが文字が読めるようになってきたエチオピアでは、
絵本など、良質な本のニーズが高まってきています。

さらに、もうひとつ
これは日本の出版社とのコラボですが、明石書店から刊行している「アフリカ
おしゃれシリーズ」がAmazonの電子書籍として配信されることになります。

「個」では広がらないことを「共・協」でやる。
個人の「参加」や「主体性」を本質とし、「共」の場に生きることで、よりよい
「共・協」を生み出す、そんなことを考えて発足したARP。気づけば、あっと
いう間に10年が経ちました。http://africa-rikai.net/projects/activity.html


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ロングセラーを続ける http://africa-rikai.net/projects/books.html
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23 8月

エチオピア・メレス首相の逝去

エチオピア在住の方はもちろん、日本、ほかの国に在住の方も、ニュースなどですでにご存じのことと思いますが、メレス首相が8月20日(月)逝去されました。

エチオピア国内では、詳細な情報はほとんど入って来ていませんが、国営放送のETVでは、21日夜、入院・治療先だったベルギーから到着した遺体を、大勢の市民が取り囲みなげき悲しんでいる様子、メレス首相の生前の仕事ぶりや経歴などが放映されています。強いリーダーシップのもと、エチオピアの経済発展に寄与してきた同首相ですが、欧米各国からは、人権侵害などが指摘されていました。

BBCのニュース
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-19328356

アジスアベバは今のところ平穏で普段と変わりませんが、市民の間には今後の政治的な安定を不安視する声も聞かれ、またエチオピア政府が容易に情報公開しないことから、多くの未確認・憶測情報(CIA暗殺説など)も流れているようです。エチオピア在住の方は、特にこうした国民感情に配慮した言動が必要と思います。
20 8月

【9/29】コーヒーモノガタリワークショップ in 関西

大雨季が終わりそうな気配をみせない、エチオピアのアジスアベバから、日本のイベント
(関西)のお知らせです。フェアトレードに関心のあるみなさまふるってご参加ください。


●2012年9月29日(土)13:00~
会場:神戸国際大学
第3回国際教育講演会「フェアトレードが学びをかえる」
13時~第1部 講演会 講演者 大野敦(立命館大学准教授)
      大学生のフェアトレード団体の実践報告など
15時~第2部 フェアトレードワークショップ4本
      「コーヒーからフェアトレードを考えよう」
『コーヒーからフェアトレードを考えよう』

●2013年2月17日(日)10:00~16:00
会場:大阪国際交流センター
    大阪市天王寺区上本町8-2-6
2012年度開発教育連続セミナー第5回
コーヒーヒーモノガタリ
3 8月

アフリカりかいメールマガジン 第52号 2012年8月3日

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アフリカりかいメールマガジン 第52号 2012年8月3日

Index

01 Story   Coffee trail コーヒーの原木のある森を訪ねて(Vol.3)
02 Events 8月11日(土) -アフリカ協力隊のOGたちから学ぶ-
        8月15日(水)-アフリカンバザール in 横浜―

03 Action   支援者対象:スタディツアー in エチオピア
04 Report   日本の各地からイベント報告
05 Staff’s notes



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01  Coffee trail コーヒーの原木のある森を訪ねて(Vol.3)


Vol.1、Vol.2はこちらから  http://blog.livedoor.jp/chekereni-africarikai/

エチオピア・カファ州 ボンガ


52-1エチオピアの生物の多様性に富む原生林に自生するワイルドコーヒーに出会い感動。 しかし、これらの森が消滅の危機にあることを知り『原木のある森 コーヒーのはじまりの物語』を刊行しました。
この本の英語版の制作にあたり、200年生と言われるカファ州ボンガに生育する「マザーコーヒーツリー」を訪ねる旅にでました。






<Day 4> グリーンツーリズムの魅力あふれるボンガ
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52-3 52-4










写真左と右: 原始林だけでなく、さまざまな自然や文化遺産が点在している。自然、文化、
人々との交流が楽しめる滞在型グリーンツーリズムの可能性に満ちている。
写真中央:シェラトンホテルオーナーが所有する大規模な茶農園。この農園に、シェラトン
リゾートを建設する計画があるという。

※カファ州は、2010年にユネスコの「Biosphere Reserves in Ethiopia」に選ばれている。
http://www.unesco.org/new/en/natural-sciences/environment/ecological-sciences/biosphere-reserves/africa/ethiopia/kafa-photo-gallery/
次号に続く・・・。(ARPエチオピアオフィス 白鳥くるみ)


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02 Events 

8月11日(土)  -アフリカ協力隊のOGたちから学ぶ-

★カンガで作る手縫いストリングスカート(エチオピアの小物作り奮闘記)★

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お待たせしました!2010年に実施し多くの方にご好評いただいた「手づくりアフリカ洋裁ワークショップ」(第3回)を開催します♪

元青年海外協力隊エチオピア隊員(エイズ対策)によるエチオピア人HIV陽性者の所得向上を目的とした商品開発・生産指導をされたお話、現地での生活や仕事等の体験談を前半に、後半はカンガ一枚を使ってできるストリングスカートの制作を行います。




*日時:2012年8月11日(土)10:00-12:00
*場所:JICA地球ひろば 4階 セミナールーム 403号室
*参加費:一般 2200円、学生 1500円(カンガ1枚、裁縫用具代含む)
*申込締切:2012年8月4日(土)
*定員:30名
*申込み方法:アフリカ理解プロジェクト events@africa-rikai.net

* 洋裁初心者の方でもご参加頂けます。
アフリカに興味のある方、カンガ布の服を着てみたい方、お気軽にご参加ください。
詳細はこちらから
http://blog.livedoor.jp/chekereni-africarikai/archives/51833921.html



8月15日(水)  -アフリカンバザール in 横浜-

★アフリカ理解プロジェクトもバザールに出店します★

「MISIAの森プロジェクト」として、上郷・森の家と横浜自然観察の森の魅力を発信。
キックオフイベントを8月15日に同所で開催。
詳細はこちらから
http://www.townnews.co.jp/0109/2012/07/26/152386.html


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03 Action 支援者スタディツアー in エチオピア  


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7月14日-15日にエチオピアの支援者対象スタディツアーを行いました。アフリカ理解プロジェクト教育支援サイト
みんなの学校」や 副代表がリーダーを務めるJICA農業プロジェクト「FRG II」を訪れました。 
写真撮影:野村友子 

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04 Reports 日本の各地からイベント報告


先日発売になった 教材『コーヒーモノガタリ』 の販売イベント、それを 教材として用いた実践ワークショップ、
その他書籍 『原木の森 コーヒーのはじまりの物語』等を寄贈したイベントの報告です。

★2012年4月21日(土)ナイル・エチオピア学会公開シンポジウム in 京都大学稲盛財団記念館 ★

日本では、東京での活動が多いアフリカ理解プロジェクト(ARP)ですが、今回、京都でイベントが開催されることを知り、生徒たちと一緒に参加させてもらうことにしました。シンポジウムは、様々な講演に加えて、ARPはじめナイル・エチオピア地域で活動する団体が大型ポスターで紹介され、ブレイクにはエチオピア人の女性による
コーヒーセレモニーでコーヒーがふるまわれました。講演に先立って、“Coffeagraphy” と称して、美しい写真の
スライドショーで紹介されたエチオピアのコーヒーにまつわるお話は、参加した生徒たちも一緒に楽しむことができました。
私たちは、ARPの書籍や、オリジナルのコーヒー豆をつかったグッズの販売を行いました。 立ち見が出るほど盛会だったこともあって、たくさんの人が商品を手に取り、購入もしていただきました。当日はスタッフの前田さんやサポーターの文入さんも参加して下さって、関西でのこれからの活動にもつながりそうでした。
(ARPサポーター: 織田雪江)

-参加された日本の生徒の感想‐
・今回「エチオピアのコーヒーを楽しむ」のイベントに参加して、コーヒーの奥深さ・色々な飲み方・使い方を知りました。エンダシャウ・ベケレさんの話の後半は遺伝子や考古学の話などすごく専門的で難しかったです。
でもコーヒーの中に含まれるカフェインの医療的な役割などを知って、コーヒーは体にいいんだなと思いました。
また、配布資料にあったJICA技術協力プロジェクトについてすごく関心を持ちました。
私も大人になったらそのプロジェクトに参加したいと思いました。コーヒーセレモニーでは、エチオピアのコーヒーを、穀物を炒った塩味のお菓子と飲むと苦みがなくなって、すごくおいしかったです。 色々な人が集まってすごく良いプロジェクトだと思いました。(Tさん 中学2年生)
・このシンポジウムはエチオピアの方も来て下さったりしてとてもおもしろかったです。 コーヒーについてもエチオピアのことから教えていただいて勉強になりました。でも大人の方も聞いておられるので、遺伝子の話などは難しかったです。 他にはカルディについての話は知っていたので興味を持って聞くことができました。
私たちのお店はかわいいものも売っていて、たくさんの方が買ってくださいました。アフリカについての本やコー
ヒーの本を買って下さった方もいて色々な人にこの活動がひろまれば良いと思います。(Uさん 中学2年生)
・日本だったら飲むだけのコーヒーが、体を洗うことに使ったり、コーヒーの殻なども捨てないでリサイクルしながら使うことに驚きました。(Sさん 中学3年生)
・“Coffeagraphy” で見たコーヒー関連の写真がとてもきれいでした。 あいさつの後の講演はとても難しかったです。(Mさん 中学3年生)
・ポスターセッションでみたエンテ─セの写真がとても気になりました。どこを食べるのか、どの部分を何に使うのか知りたかったです。(Nさん 中学2年生)


★2012年7月7日(土)教材『コーヒーモノガタリ』 実践ワークショップ in 石川県国際交流センター★

JICA北陸主催の平成24年度「開発教育実践者セミナー」でテーマ:「世界」と「私」をつなげる工夫と教材作り -コーヒーモノガタリを通して-としてARPサポータ-の織田さんが講演されました。

ワークショップに参加したのですが、大変たのしく授業実践に役立つ情報も多いので、是非参加されることをおすすめます。フェアトレードを子供達に説明するにあたって、いろいろなアプローチがあるかと思うのですが、タンザニアのコーヒーの今回のワークショップでは、
・フェアトレードの利益(プレミアム)がどのように生産国で還元されているか
・コーヒーの価格設定のありかた
・生産国と消費国の対比
・コーヒーを生産する工程  

などを本当にイラストやデーターでわかりやすく織田先生が説明してくれていました。織田先生 ありがとうございます!!! 自分自身も時間がないなぁ・・・という状況だったのですが、参加してよかったです♪
(ARP サポーター 小松智子)


★2012年7月14日(土)教材『コーヒーモノガタリ』実践ワークショップ★

ARP主催のワークショップを7月14日(土)に行いました!コーヒーが生活に根付いた現地の生活、コーヒー栽培の工夫、生産者の現状がよく理解できる体験談付きワークショップで楽しく集中できた3時間でした。

参加者は教員の方が多く、総合学習等の授業で、国際的視点を取り入れること、「食」を通して世界を紹介するための模義授業としてワークショップに参加されていました。中・高の授業の中で織田さん自身が感じる、子供達の関心事や反応も折り混ぜながら進めていただき、教員やファシリテーターを目指す方々など「教える側」の立場からも発見がありました。

また、子供達にフェアトレードをどのように伝えたらよいのか、フェアトレードを良しとする風潮を当然だと伝えるのには誤りがあるのではないか、低学年でフェアトレードの概要を分かりやすく説明し、高学年で問題点を議論してもらう、など今回の参加者皆様と意見交換することもできました。

織田さんと様々な背景をもつ参加者の方々により、大変興味深いワークショップとなりました。


★ 2012年7月21日(土)日本エチオピア協会 有志ボランティアによる 第一回『復興応援Ethiopian Day』
 in 大船渡(長洞仮設住宅)★

52-14日本エチオピア協会を通じて、アフリカ理解プロジェクトの書籍 『原木の森 
コーヒーのはじまりの物語』、コーヒー豆グッズなどを寄贈しました。
同協会のFacebookをご覧ください。http://ow.ly/cqTSm
写真提供:山本純子







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05 Staff’s notes

コーヒーモノガタリのワークショップを受け、小中学校の「教育」について考える機会があり
ふとアフリカの小中学校の授業について考えていた。  日本とアフリカ(マラウィ)の村との「違い」において中でも興味をもったのは教科の種類と中身。生活で最も重要な農業については、やはり続版で何冊もあるようだった。内容は、ヤギの種類、ヤギ飼育の重要性、ヤギに適した小屋など。 農作物や資源の使い方とコミュニティーとの関わりなども書いてあった。

保健衛生の教科書では、虫歯予防のための歯の磨き方、体の中の血液の働きなど。どちらかというと、日常生活と学校の勉強が直結している内容がほとんどだった。  学校で教えられるより家庭の中で習得すること(歯磨き、着替など身の回りのこと)までが教科書に細かく載っていることは日本と大きな違いだ。親も子も、教育を受け(られ)るか受け(られ)ないかの影響は、それだけ各々の日常生活に反映するということなのだろうか。
(ARPスタッフ 
フェルナー祐加  ) 



アフリカ理解プロジェクトのリニューアルしたメールマガジンはいかがでしょうか。
ご感想など info@africa-rikai.netまでお送りください!!


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メール info@africa-rikai.net
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アフリカ理解プロジェクトのミッション
1.アフリカ理解を通して地球市民を育成する
2.世界に開かれた日本社会を実現する
3. 困難に直面するアフリカの人々を支援する
4.アフリカと日本を結ぶ機会を提供する。


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http://archive.mag2.com/0000163237/index.html

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