アフリカりかいメールマガジン 第50号 2012年2月9日
Index
01 Coffee trail コーヒーの原木のある森を訪ねて
02 エチオピア「メリーズを通して、自立支援を考える」
03 イベントのご案内「アフリカ・ランチ交流会」
04 お奨めアフリカンレシピ 一杯で二度おいしい!秘密のドリンク「スピリス」
05 編集後記
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もうすぐ刊行!! アフリカ教材シリーズ Vol.1 『コーヒーモノガタリ』
アフリカを学ぼう!地球市民になろう!
世界の一次産品貿易における代表的な産品コーヒーを切り口に、アフリカの豊かな文化、コーヒーを
めぐる人々の暮らし、アフリカの課題と可能性、私たちの取るべき行動を学びます。
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01 Coffee trail コーヒーの原木のある森を訪ねて
エチオピア・カファ州 “マザー コーヒーツリー”思えば3年前、カファ州にあるベレテ・ゲラの原木の森やイルガチェフェの森を訪ね、原生林に自生するワイルドコーヒーや生物の多様性に富む森を見て感動し・・・しかし、これらの森が消滅の危機にあることを
知り、『原木のある森 コーヒーのはじまりの物語』を刊行しました。
この本の英語版の制作にあたり、200年生を超えると言われるカファ州
ボンガで生育する「マザーコーヒーツリー」を見に行って来ました。
(写真:200年を超えるというマザーコーヒーツリー)
Coffee trail
<Day 1> アジスアベバ-ジンマ (352km)
険しく遠い道のりと思い覚悟していましたが、昔と違い道路は完全舗装されていて、飛行機(アジスから約1時間)以外の交通手段で、こんなに楽に行けるのか(とはいえ、車で約5.5時 間)と少し驚きました。
車窓からは、森林破壊が進み茶褐色の砂埃が舞い上がる荒廃した山々、山頂まで耕された山々、ユーカリの植林で何とか緑地を保てている山々など、エチオピアの多様な森林環境を見ることができます。
ジンマ-ボンガ(110km)
現在、大規模な舗装道路が進んでいて道路状況は最悪。しかしながらこの道路が完成(2013年予定)すれば 、ジンマからボンガまでは1時間30分くらいで行けるようになります。ジンマを少し離れると手つかずの原生林が広がっています。道幅を広げるためにブルドーザーが削り取る原生林のなかにはワイルドコーヒーの木々も見られました。
<Day 2> 原生林-マザーコーヒーツリー
Makiraにあるマザーコーヒーツリーまでの道のりは、山を登り、谷を下り、橋のない川を素足で
渡り・・・とかなりきつかったですが、原始の森の美しさに立ちつくし、苔に覆われたコーヒーの
木々だけが生育する森に、驚きを禁じ得ませんでした。
マザーツリーと呼ばれるコーヒーの原木は、巨木というほどの大きさではありませんが、すぐそばに群生する原木コーヒーの2倍ほどの大きさ(一番太い幹の部分で約48cm)があり、森林伐採を免れ、今も昔と変わらず、赤い実を付け続けていることに深い感動を覚えました。
この地域は、2005年にBBCが取材を行い、現在、UNESCOのBiosphere Reservation Areaとしても登録されています。※注:この地域に入るには、許可が必要です。
www.kafa-biosphere.com
http://www.unesco.org/new/en/natural-sciences/environment/ecological-sciences/biosphere-reserves/africa/ethiopia/kafa- photo-gallery/
この森の保全には、ドイツの大手NGO「NABU」が関わっています。かつて森を破壊しつくした苦い
経験を持つヨーロッパでは、森の保全が最大の課題として位置づけられ、ドイツ人の最大の楽しみは 森に遊ぶことと言われています。日本にも、森をこよなく愛する文化がありました 。
ヤマハ ソウコウトシテ 山は高くそびえ
ミズ オウチョウタリ 水は澄み
トツサイ ドウシヨ さあ、志を同じくする者よ、
ナンゾ ユウユウセザル ゆったりと山に遊ぼうではないか
カファの人々が森とどう折り合いつけて暮らしていけるか・・ それは決して他人の事を考えることではなく、私たちの国、日本の環境を考えことにつながるのではと思いました 。
次号に続く・・・。
(ARPエチオピアオフィス 白鳥くるみ)
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02 エチオピア 「メリーズを通して、自立支援を考える」
エチオピアで「コーヒー豆ストラップづくり」をしているCEHPパートナーのHIVコミュニティグループ Addis-
Hiwot 改めメリーズ。今回はジャパンフェスティバルに参加して販売を担当するというミッションを設けました。メリーズのメンバーは、ミッションを遂行できたでしょうか?

最初は恥ずかしがって躊躇したり、お客さんが来るたびに私が呼ばれたりしたのですが、人が増え、ブースの目の前に座っている彼女達にも質問が飛び
交ったり、実際に「これ、下さい」 と言われて対応して場数を踏むにつれて自信がついたのか、中盤からは自ら積極的に売り込むようになり、お客さんとの会話も楽しんで「この商品にこんなアイディアをくれたわ!」など嬉しそうに報告してくれるようになりました。
ブースのお客さんが少し引いた合間をぬって、私がお客さんのふりをして、
ディスプレーがぐちゃぐちゃで商品があっちこっちを向いてタグも読めないよ、
ということを示すために首を90度180度に振って困った素振りをすると、彼女達はすぐに気がついてディスプレーを直していました。そして、商品が売れて(目に見えて、みるみる商品が減りました)、スペースがすかすかになった場所がもったいないよ~、と伝えると、隙間を埋めるように配置し直していました。一度伝えると、誰かが常にそれを意識してレイアウトをいじっているようになりました。
長机の彼女達がいる側がいつも前に飛び出し、その勢いを象徴していました。私が「前にならえ」のしぐさで、机が曲がっている事を知らせると、気が付いた人が「机よ、机、まっすぐじゃないって」と大きな机を動かし出し、それに気が付いた後のメンバーも率先して机をまっすぐにしようとする(でもみんなで机を動かすからなかなかまっすぐにならない)様子がとても一生懸命で微笑ましく、また頼もしく思えました。ほんの数時間の間の出来事ですが、彼女達が自信を付け、変わっていく様子を目の当たりにすることができました。
メリーズのみなさんとは、これまで協力隊員や多くの方々が関わってこられ、つどつど、大なり小なりその
変化を目の当たりにされた方もおられるかと思います。私もまだCEHPに関わって日が浅いですが、このような場に立ち会えて、CEHPの活動の意義、国際協力の意義を実感することができてとてもラッキーだったと思いました。あとは、この勢いを壊さず、でも暴走しないように協議しながら、今後のメリーズの方向性、落しどころを、メリーズのメンバーと調整していけたらと思っています 。
(CEHPメンバー/ エチオピア在住/ 野村友子)
※メリーズのメンバーがつくる本物のコーヒー豆をつかった「コーヒー豆ストラップ」は、ARPから1個350円で販売されています。
お問い合わせ:events@africa-rikai.net
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03 イベントのご案内「アフリカ・ランチ交流会」
アフリカ理解プロジェクトの制作している本の中でも人気 No.1の「アフリカンキッチン」。その本を参考にした料理が「NPOハロハロプロダクツ」のイベントで登場します。
アフリカのこどもの遊びやベルナール・アッカさんのスペシャルトークショーなどもりだくさんのイベントです!!
世界に学ぶ !遊ぶ!味わう!ランチ交流会 アフリカ編
【日時】2012年3月4日(日) 12:00~ ※開場11:30【場所】中野区桃園あおぎり館 ランチルーム
【 申込方法/締め切り 2月29日(水)17:00】
1. 申込フォーム: https://ssl.form-mailer.jp/fms/9de5b5db174506
2. メールまたはFAX(「参加者全員のお名前」「お電話番号」「FAX番号もしくはE-mailアドレス」を明記)
MAIL:info@halohaloproducts.com
FAX:03-6312-7043
【主催】人権と 環境に配慮した生活を広げる
NPOハロハロプロダクツ
www.halohaloproducts.com
【協力】パルシステム東京市民活動助成基金 / アフリカ理解プロジェクト / NPO杖 とランドセル
お問合せは NPO ハロハロプロダクツ info@halohaloproducts.com または FAX:03-6312-7043 までお願いします。
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04 お奨めアフリカンレシピ
一杯で二度おいしい! 秘密のドリンク「スピリス」
この飲みもの何 だと思いますか?紅茶? それともコーヒー?正解は、コーヒーwithティー。エチオピアのカフェでは、「スピリス」と呼ばれる
人気メニューです。
なぜ?こんなにきれいに2層になるのか 、その秘密を知りたくて、カフェのお兄さんに恐る恐る聞いたところ、いともあっさりと作り方を教えてくれました。秘密は、順番。まずは、カップに山盛り小さじ1杯の砂糖、つづいて薄めの紅茶、最後に濃いコーヒーを注ぐ、でした。なんだ簡単! と思って家で試したけれど2層までの道のりは長かった…。
普通にいれると、混ざってしまう。カフェではコーヒーマシンでつくっていたことを思い出し、諦めかけていた時に待望の2層に!コツは、コーヒーをスプーンの背を伝わらせて
ゆっくり入れること。きれいに分かれたら大成功。ぜひお試しください♪
(ARP スタッフ/エチオピア在住 白鳥くるみ)
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05 編集後記
先日シアトルに行ってきました。旅行先でも"アフリカ"というキーワードを事前に調べて行くのですが、やはり一番多く検索に出てくるのはアフリカ料理のレストランです。"African Restaurant"という名前の付いている料理を提供しているお店が多いのですが、その多くが「エチオピア料理」ですね!!でも広いアフリカ大陸、みんながみんなエチオピア料理を食べていません。タイトルを"エチオピア料理"にしてくれた方がうれしいな、と思う今日この頃です。
ちなみにワシントン州(アメリカ)の地ビールでAfricanという単語の入った名前のビール(ラベルもライオンの画)があります。シアトルの空港のバーにもAfrican Lounge(アフリカンラウンジ)という
名前のバーもあります。
また次の旅先でもアフリカネタを見つけてきますね。
(ARPスタッフ/アメリカ在住 前田)
アフリカ理解プロジェクトのリニューアルしたメールマガジンはいかがでしょうか。
ご感想など info@africa-rikai.netまでお送りください!!
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「Do different Think different」
アフリカ理解プロジェクト
〒146-0093東京都大田区矢口1-11-8 Tel/Fax 03-3758-5665
メール info@africa-rikai.net
URL http://africa-rikai.net
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アフリカ理解プロジェクトのミッション
1.アフリカ理解を通して地球市民を育成する
2.世界に開かれた日本社会を実現する
3. 困難に直面するアフリカの人々を支援する
4.アフリカと日本を結ぶ機会を提供する。
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