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アフリカ理解プロジェクトのイベント情報

アフリカ理解の促進を通じて地球市民の育成を目指すNGO、アフリカ理解プロジェクトが企画するイベント情報です。

2010年12月

24 12月

多様なアフリカを知るスタディツアーレポート(2)

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■12月5日
8:30 ホテル発
白鳥さんが仕事をしていたJICA/Farmer Research Group ProjectⅠ (FRGⅠ)の農家2軒を見学。実際に農家の人たちの話を聞きながら、エチオピアにおける農業支援の可能性と課題について考える機会を得た。

10:00 メルカサ国立農業試験場にてアフリカの農業についての話を白鳥さんから聞く。これまでの経験から支援効果を上げるために、縦割の支援体制ではなく、横通しの支援体制が必要である(同感)というコメントが印象的だった。

11:00~12:30
圃場見学。エチオピアで試験栽培されている作物を、実際に圃場を回って見て歩いた。バナナのバラエティの多さ、ゴマってこんな作物だったの?などなど質問やコメントが飛び交っていた。
アダマで昼食の後、ゼブラゼートでJICA種子生産プロジェクトの専門家から種子生産についての話を聞く。

18:00
アジス着

参加からは、「大勢の日本人が、様々な支援プロジェクトに係わっていることに驚いた。実際現場を見ながら話が聴くことで理解がさらに深まる。」

「大変刺激になり、勉強になった。分野ごとの縦割りでは、解決できないことが現場には多くある(例えば教育分野など)。異なる分野の人たちと現場で話をすることで多くのアイデアや連携が生まれて来る。今後もスタツアに期待している」

「アジスから外に出る機会がなかったが、今回にスタツアに参加して、普段接することのできない人たち(牧畜民や農家の人たち)の暮らしぶりを見ることが出来とても勉強になった。税金や寄付金が有効に使われているところも見ることが
できて嬉しい。」

【写真】「みんなの学校」付近の水害状況。4か月経っても水が引く気配がない。
【写真】エチオピアの農業について話を聴く参加者たち
17 12月

多様なアフリカを知るスタディツアーレポート(1)

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ARP/CEHP主催で、スタディツアーを実施しました。参加者は総勢13名、青年海外協力隊員、シニアボランティア、JICA・NGO・民間企業随伴家族、専門家、JICA職員、大使館勤務者など多様な顔ぶれでした。レポートと感想を少し。

■12月4日
5:00起床 
アジス⇔アダマ間の幹線道路が混むため早朝の出発。車3台がそれぞれの同乗者をピックアップして6:15分アジス発。朝もやのなかの風景が美しい。
7:30
アダマ市内のホテルで合流。参加者に資料を渡しながらブリーフィング。
10:00
会場のエッセイコンテスト会場に到着。途中メタハラ市街に政府が建設していた灌漑施設が完成し、半砂漠化している土地のその周辺だけが緑に覆われた(さとうきび畑?)光景になっていたのには驚いた。【写真1】


アダマ⇔メタハラ間では、乾季に入り草地の少なくなった故郷のファンターレを離れて、遊牧の旅に出るカラユなどの牧畜民の姿を見かけた。旅は野宿、幼い少年たちも同行している。

旅行者には美しい風景だが、ベソカ湖の水量は陸地限界まで達していて、何らかの対策を講じなければ、次の大雨季には住民は再び洪水被害に見舞われそうだ。
【写真2】


10:30~13:30
エッセイコンテスト開始。約500名が招待され、会場はほぼ満杯状態。相当練習をしたと思われる司会(男子・女子生徒)がテンポ良く進行役を務める。教師、長老、GTFスタッフで構成される委員会最終選考に残ったエッセイ(4つ)、詩朗読(3つ)、ドラマ(2つ)、ほかに歌(3つ)・ショー(1つ)が発表された。


コンテストはアファオロモ語(来客が理解できるように)で行われるため、エッセイなどの内容を理解することは残念ながら難しかったが(英語が出来る生徒たちが隣で通訳をしてくれたので概要は理解できた)、十分楽しめたし、やはりプレゼンテーションなどパフォーマンス能力の高い生徒が上位に入賞していた。今年は女性の入賞者があり、女性の参加を教育面から促進するというARPの目標に一歩ずつ近づいていることが嬉しい。

コンテストの最後に、ARPスピーチと寄付金の贈呈式を行った。【写真3】

15:00~16:00
みんなの学校施設とGTFオフィスを視察予定だったが、洪水の水が引いていないので、中に入ることが出来なかった。特にGTFオフィスと寄宿舎は道路わきの土地が低い場所に位置しているため浸水被害が大きく、未だに建物が水に浸かったままの状態にあった。

昼食後、カラユ牧畜民の家族を訪問。スタツア参加者は、伝統的な生活を営むカラユの人々の生活について理解を深めるとともに、水・衛生・気候変動・貧困といった牧畜民の人たちが直面する困難さについても垣間見ることが出来たのではと思う。
17:00 アダマ着・宿泊 
夕食を一緒に囲んで様々な話で盛り上がる。
16 12月

【12/18】エチオピアCEHPワークショップ開催

デザイナーズバザーやスタディツアーがあったので、前回(11月13日)
から少し時間が立ってしまいましたが今週の土曜日「第13回CEHPワーク
ショップ」を開きます。初めての方も歓迎です!

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◆◆◆◆◆第13回CEHPワークショップ(WS)のご案内◆◆◆◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日時:12月18日(土)9:30~11:30
場所:白鳥宅
ワークショップ議題:
▼CEHP/ARPスタディツアー参加者レポート
13名のみなさまが参加されました。

オロミヤ州ファンターレ郡にあるカラユ牧畜民地域で行っているアフリ
カ理解プロジェクト(ARP)の教育支援サイトを見学。ARPとパートナー
NGOが、教育の質を高めるために毎年行っている「詩とエッセイ・カル
チャーコンテスト」に参加。貧困率が高い半乾燥地域における女子学生、
女性グループの商品開発を通じた所得向上について考える。

翌日は、アダマにあるJICA/FRGプロジェクト(エチオピア農民研究グル
ープを通じた適正技術開発・普及計画)支援サイトになっている国立農
業試験場やFRG農家のその後を見学。続いてゼブラゼートの種子生産プロ
ジェクトを訪ね、エチオピアにおける農業の可能性や課題を知るという
内容でした。参加者のみなさまから感想、意見・提言などを伺います。

▼CEHP商品カタログ制作
着々とカタログ作りが進んでいます。今回のWSでは、実際にカタログの
ラフ原稿を見ながら、紹介文のブラッシュアップ、コラム原稿執筆、商品
写真の撮り方・構図などについて検討します。
カタログは12月に、原稿完成予定。

▼次回デザイナーズバザーに向けた商品づくり
1~2月にかけて、ファッション、アクセサリー、革製品関連の情報・サン
プル収集と試作品作りを行います。これらの試作品の中で、可能性のある
ものにつきデザイナーズバザーで試験販売します。情報(写真等)・実物
をお持ちの方は、WSにお持ちください。
7 12月

売れて初めて支援につながる

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こんにちは~。おなじくアディスアベバ在住サポーターの山岡ゆうりです。遅くなってすみません。私もデザイナーズバザーで1日だけお手伝いさせていただきましたので、感想をシェアしたいと思います。(翌日は例の「グレートラン」に出てボロボロになって、ただのお客さんとしてバザーに行きました。。笑)


私の一番の感想は、「見てすぐ分かるものは即売れる!そうでないものは説明を!」です。見てすぐに分かるもの=クッキー、ネックレス、ポストカード、は特に説明もいらず、どんどん売れていきました。見てすぐにいい!と思わせるためにも、パッケージ・ラッピングが重要だと感じました。その他、説明がいるもの=プリザーブドフラワー、コーヒー・ハーブセット商品、原木の森コーヒー、エイズ患者の作ったセット商品、など。プリザーブドフラワーは特に、一目見て一瞬でキレイと分かりますが、どうやって使うのか、生花なのかそうでないのか、ユニークな点はどこなのかを説明すると売れていきました。特にコーヒー染めはストーリーがあってよかったです。

原木の森コーヒーも、コーヒーだと見れば分かるが、香りを実際嗅いでもらったり、希少価値や森林保全の活動を説明すると一気に売れてしまいました。粉でなく、豆なのでミルがなくてどうしようという人も、説明をすると興味をもってもらえて買っていただきました。セット商品は中に何が入っているかきちんと説明し、お徳感を出すことと、利益は直接エイズ患者の収入につながりますと説明しました。

エチオピア人が今後引き継ぐ場合、このような販売方法を伝授しなければせっかくのいい商品も売れず、売れないがゆえに続けられなくてやめてしまうことが怖いなと感じました。
商品を開発するだけでなく、売れて初めて支援につながるのだと実感しました。


私も渡辺さんとおなじく、ジャパンフェスティバルやデザイナーズバザーで得た成功と課題をもとに、どうやってエチオピア人に引き継いで持続可能な支援・ビジネスにつなげるかが今後重要になると思います。今までの活動が無駄やただの自己満足にならないよう、これからもこの活動を精一杯頑張りたいです。
7 12月

ビジネスとして軌道に乗せ支援につなげたい

a221eb53.jpgこんにちは、エチオピア・アディスアベバより、サポーターの渡辺友美です。11月20日~21日にアディスアベバで開催されましたデザイナーズバザーに私もメンバーとして、お手伝いさせていただきました。準備などに携わったものとしてざっくりとですが感想を書きますね。

2日間とも晴天で、会場となったトロピカルガーデンには、今まで市内で見かけたことがないほどの外国人がたくさん集まりました。私たち在エチオピアの日本人の商品開発グループCEHPやアフリカ理解プロジェクトのブースにも特に20日に集中してたくさんお客様が来て下さいました。私は、2日間とも店頭販売に立ちました。前回経験した同じくアディスアベバで開かれたジャパンフェスティバルと比べて、入場料15ブル(75円相当)を取ることもあり、外国人や富裕層のエチオピア人が多く、商品の質がよければ値段を気にせずにどんどんと購入してもらえ、どういう商品に人気があるのか貴重なマーケット調査ができました。特に、コーヒー関連の商品が人気でした。

コーヒー&スパイスセット、ハーブティセットなどのセットものは、他のお店で取り扱っているのを見たことがなく、自分で購入する場合は、いくつものマーケットをはしごしないと揃えられないものばかりなので、ほとんどのお客様、特にお土産品を探している欧米人客が興味を示していました。それから、コーヒー豆を使ったアクセサリーや森林コーヒーも早くも1日目に完売しました。

また、クッキーはコーヒークッキーなど味や形がユニークで良かったことと、1袋25ブル(125円)に抑え、他のブースでは70ブル~100ブル(350円~500円)くらいで販売していたのと比べて断然お得だったので、特に好評で1日目にはほぼ完売しました。コーヒーや食紅で染めたプリザーブドフラワーは、欧米人よりもアフリカ人がクリスマスギフトやブライダルギフトとして家族や友人に購入される方が多かったです。
また、ビジネスとして商品を扱いたいというエチオピア人からの話もいくつかありました。

これは、欧米人にとってはプリザーブドフラワーはある程度認知された技術ですが、エチオピア人や他のアフリカ人にとっては新技術なので興味関心を持ってもらえたということだと思い、商品によって客層が違うことも興味深かったです。

今後の課題として、品質改善はもとより、今は日本人が商品を作っていますが、これからどうやってエチオピア人に引き継いで、上手くビジネスとして軌道に乗せ、エチオピア人の支援につなげるかということだと思います。その意味でも、ジャパンフェスティバル、デザイナーズバザーでの成功は、まず第一歩を踏み出したところで、この芽を絶やさないように、大切に今後につなげていきたいと思っています。
6 12月

「すばらしき地球の仲間たち」

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国際生物多様性年を記念して行われているイベント「すばらしき地球の仲間たちin東京タワー」に参加し、アフリカ理解促進のための活動を行いました。

●アフリカンフェスタin東京タワー
日時:2010年11月27日(土)10:00~18:00
概要:「すばらしき地球の仲間たち」は2010年9月25日~2011年1月10日の開催でその中の11月27・28日に「アフリカンフェスタ」が行われた。
展示:コーヒー本の原画・コーヒーについてのデータ説明パネル・コーヒー本制作までのパネル・エチオピア民族衣装2点など
1 12月

【12/4-5】第4回詩とエッセイ・カルチャーコンテスト in Ethiopia

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ARPのイベント情報をいつもご覧いただき、ありがとうございます。

アジスアベバは小雨季に入ったのか、今週に入ってから何度か大雨(昨日は雹)が降りました。満開のジャカランダの花が(遠くから見ると日本の桜のよう)雨で散ってしまうのはちょっと残念。

さて、来週12月4日~5日に、オロミヤ州ファンターレ郡にあるカラユ牧畜民地域で行っているアフリカ理解プロジェクト(ARP)とパートナーNGO(GudinaTumsaFoundation)が、教育の質を高めるために毎年行っている「第4回詩とエッセイ・カルチャーコンテスト」に参加し、貧困率が高い半乾燥地域における女子学生、女性グループの商品開発を通じた所得向上について考える、というスタディツアーを行います。昨年は、エッセイコンテストに在エチオピア日本大使、JICA所長、協力隊員などアジスアベバから片道3時間をかけてご出席頂きました。

教育支援サイトも見学予定にしていますが、先般起こった洪水の水が未だ引いていないとのことで、今も学校は封鎖状態。生徒たちは、学校から離れた砂糖工場の高校で勉学を続けながら、今回のエッセイコンテストに備えています。

■参考サイト
・過去のエッセイコンテスト入賞作品 http://africa-rikai.net/projects/essay_contest.html
・JOCV理数科教師中田芳史さんの「みんなの学校ダイアリー」 http://africa-rikai.net/projects/minnanogakkou.html

・ARPパートナーNGO「GTF:グンディナ・トゥムサ基金」について
1990年に設立された政府登録NGOです。エチオピアの中でも最も困難に直面している民族のひとつカラユ牧畜民を、教育(女子教育)、水の供給、保健、衛生、食糧(給食や栄養)、農業開発など、複数の事業を組み合わせることで支援し、地域や村落の自立や発展に貢献しています。 今でも伝統的な暮らしのスタイルを守るカラユの人々へのGTFの支援は、伝統文化を尊重し、同時に政府機関や外国ドナーとの連携もとりながら進められています。設立当初から力を入れてきた女子教育では、2007年、カラユ女子で初のカレッジ卒業生が誕生するという成果をあげています。http://www.gtf.org.e/
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