chekereni

アフリカ理解プロジェクトのイベント情報

アフリカ理解の促進を通じて地球市民の育成を目指すNGO、アフリカ理解プロジェクトが企画するイベント情報です。

2007年01月

26 1月

HP表紙写真の募集

c767af21.jpgもうお気づきだと思いますが、アフリカ理解のHP表紙の写真が変りました。

長らく使って、アフリカ理解の顔のようになっていた「アディスの子どもたち」スタッフのサムソンの撮影から、黒磯由紀子さんが撮影した「ナイジェリアの女性」の写真になりました。

髪型、パーニュー布でつくった洋服、壁の色、どれをとってもナイジェリア人たちのセンスがうかがえる、またそういう魅力を黒磯さんが引きだしているステキな写真だなと思いました。

ミシンの前でメモをとっている女性は、HIV/AIDSにかかっている人たちの職業支援をしているナイジェリアのNGO「ファパック」の職員の方だそうです。ここの製品は、おしゃれなアフリカシリーズにも執筆協力していただいている小島さんのお店「African Forest」http://africanforest.jpで取り扱っているそうです。

みなさんの写真も表紙に載せてみませんか?お問い合わせはinfo@africa-rikai.netまで
25 1月

【最新ニュース】やれることがたくさんある

6e1bf007.jpgエチオピアJICA事務所のご尽力で「みんなの学校」に青年海外協力隊員(数学教師)を派遣することが決まりました!

募集要項07年4月中旬→5月募集開始→選考→8月最終決定→秋訓練→08年1-3月派遣となります。
詳細は、4月中旬 青年海外協力隊のHPでhttp://www.jica.go.jp/

教員免許を持ってなくても(研修があるので)大卒で英語が得意なら資格ありです。但し、女性のみなさんには大変申し訳ないのですが、今回は男性が対象になります。次回からは女性にも参加してもらえるよう受け入れ態勢を整えていきます。必要に応じて、「生活改善」「保健衛生」「環境教育」「村落開発」などの隊員の要請も、今後検討していく予定です。

環境は厳しいところですが、やる気があれば、実にいろいろなことができます。「丈夫な体を持ち、いつも元気で明るく、ぐちをいわず、もくもくと働き、東に病気の人あると聞けば行って励まし、西に干ばつがあればとんで行って何ができるか考え、行動する・・」宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の1節に出てくるようなスピリッツ、そして技能を持った人に、ぜひ来ていただきたいと思っています。

写真:ここでボランティア活動することに
21 1月

詩とエッセイコンテスト(5)

0616d8bf.jpgいよいよ3人の受賞者が発表されるということで、会場の熱気はピークに。

モチベーションを最初から賞品に置きたくないというGTFの配慮で、賞品がどんなものか、実は最後まで生徒には知らされていませんでした。

賞品はノートか鉛筆と思っていた受賞者は(会場の出席者も)、自転車、ラジオカセット、カメラ(GTFに通学や勉学に必要なものを選んでもらいました)に目を丸くし、嬉しさを隠せない様子でした。

式の後、プロジェクトの副代表の白鳥清志さんから、アフリカ理解プロジェクトがアフリカで活動していた元協力隊員たちが「アフリカのために役立ちたい」という想いで活動を始めたこと、アフリカは遠く文化的な違いも大きいと思いがちだが、実は日本の社会と共通する部分が多く、「アフリカのことを考えることは、日本の社会を考えること」でもある。若者たちの書いた今回のエッセイは、カラユ、日本人にとってそのための手がかりとなるだろう、というスピーチに(おそらく日本人を見るのも初めての会場の人たち)、大きくうなずく顔が見られました。

続いてスピーチのあったオロミヤ州教育局の職員も、今回のようなコンテストは自身も初めての経験だが、教育の質を高めるとてもよいプログラムだ。ぜひこの催しを郡内の小中学校全校に広げられるよう、教育局に提案していきたいと話していました。

昼食をまじえてのGTFとの反省会では、初回ということもあるが、エッセイの応募が少なかったこと、プログラムにもう少し工夫が必要であることなどがあげられ、この反省を次回へ生かしていくことを確認しました。
21 1月

詩とエッセイコンテスト(4)

48f54aa4.jpg6人の候補者のスピーチや朗読のあと、長老、PTA代表、GTFのスタッフなどで構成されている委員会の審査が、公正を期すために壇上で行なわれました。

審査基準は、あらかじめ委員会で話し合われ、エッセイ募集期間に生徒にも伝えられています。

テーマと内容が一致しているか、メッセージは明確に伝えられているか、ことばの選び方や使い方が間違っていないかなど、5つの項目で選考が行なわれました。

選考に時間がかかっていたので、受賞者を3人に絞るのはとても難しかったようです。(5)につづく
21 1月

詩とエッセイコンテスト(3)

5b81a27b.jpgこうしたカラユコミュニティーのなかでの、今回のエッセイコンテストや「あなたの国や地域を繁栄させるために、どんなことができますか?」というテーマは、大変刺激のあるものだったと思います。

カラユの長老は、冒頭のスピーチで「人が競うというコンテストというものはカラユコミュニティーでは初めてだし、若い人たちの話を聞くという機会も確かに少ない。今日は子どもたちの話を聞き、学校での教育の成果を知るよい機会だ」と語っていました。

選ばれた6人のテーマは、「見合い結婚」、「他民族との問題解決の方法」、「女性に対する慣習」など、カラユの伝統的な暮らしへの賞賛や疑問をなげかける内容で、どの生徒たちも堂々と印象に残るスピーチをしてくれました。

スピーチはオロミヤ語で行なわれました。英語に翻訳したものを日本語に訳し、アフリカ理解のHPに掲載します。(4)につづく
21 1月

詩とエッセイコンテスト(2)

c89695bc.jpg牛などの家畜飼育を正業とし、移動しながら生活する人たちのことを牧畜民(パストラリスト)と呼びます。エチオピアの全人口のおよそ11%がこの牧畜民で、国の中央部から東部で暮らしています。

カラユの人々は、こうした伝統的な暮らしを守り続けているパストラリストで、コミュニティ内の問題を住民の合意で解決する「GADA」という仕組みが、人々の間ではまだ生きています。男女や年齢で社会的な役割が決まっていて、女性は家の建築と保守管理、調理、家畜のえさ集め、薪集め、水汲み、子どもの世話、市場での農畜産物の売買などが仕事。男性は、放牧している家畜の世話、争いごとの解決、伝統的な儀式などを行ないます。

一夫多妻が一般的で、家族は3世代に兄弟も加わった大家族で暮らしています。土地はすべてカラユ社会の共有地で、個人的な土地の売買はできません。助け合い、そして共有することに大きな価値を置き、共同体としての結束が強いカラユ社会の内部変化は、非常にゆっくりとしたものです。

資源の少ない乾燥地での食料と収入の確保は困難で、こうした低収入に加えて伝統的な価値観から、若い人たちの考えがコミュニティーに反映されることは少なく、また女性が教育を受ける機会は、大変限られたものになっています。(3)につづく 
写真:会場に集まった長老、生徒、教師、両親、教育関係者の人たち
21 1月

詩とエッセイコンテスト(1)

cb9018c1.jpg初めての「詩とエッセイコンテスト」どんな発表&授賞式になるかと楽しみに出席しました。

教育の質を高めようと、アフリカ理解が提案した今回のような催しは、現地NGOのGTFによって小学校が12年前に開校されて以来、また郡内でも、初の試みということです。20人の生徒から応募があり、委員会で審査の結果、6人の生徒の詩とエッセイが受賞候補に選ばれました。

会場に着いたときには、祭日にもかかわらず、小学校のホールにはすでに生徒や両親、カラユの長老たちでいっぱい。

GTFのスタッフの司会でコンテストの趣旨やアフリカ理解の紹介があり、女子学生の「歓迎の歌」、小学校の女の子たちは「伝統と教育」をテーマにしたロールプレーを披露してくれました。


小さな小学生たちは、この日のために何度も練習を重ねたのでしょう。大勢の観客の前で、臆することも、間違うこともなく、堂々とした態度でパフォーマンスし、さかんな拍手を受けていました。(2)へつづく
18 1月

野村教材開発・環境教育センター

6246aa69.jpg「私のボランティアとしての活動の支援をしてください。人生に悔いを残さない為には、出来るときに、出来ることをしておきたいのです」と、野村さんご家族(愛知)から、多額のご寄付をアフリカ理解プロジェクトにいただいたのは、昨年の2月のことです。

私たちはパートナーの現地NGO(GTF)と慎重に協議し、この野村さんから託された資金で、みんなの学校に「教材開発・環境教育センター」を建設することにしました。教室建設だけでなく、同時に教育の中身(質)もあげていかなければ、よい教育を提供することにはならないからです。

過酷な自然環境下にあるため、エチオピア国内でも最も貧困率が高く、就学率も低い地域のひとつであるカラユ牧畜民地域。このセンターが中心になり、教育の質の向上や環境への取り組みを、地域に広げていけたらと思っています。写真:昨年9月に着工したセンターの今の状態
16 1月

アート&クラフトの表紙


art&craft『本を開くと、どこもアート&クラフト』、写真を投稿したのに、なぜか載ってませんでしたね。

まだ入稿したばかりなので、これからの校正でなかの写真は変わるかもしれませんが、表紙こんな感じです。

出版社のIさん、スタッフの若松さんが渡した原稿を見て「あっこの木彫りほしいなぁ」「泥染めのやり方があるぞ!やってみたかったんだ」「ろうけつ染めも面白そう」と、編集者というよりすっかり読者の気分で反応していた・・そうです。

まずは面白いと思ってもらえることが大事で(その意味では編集者の反応は上々!?)、読者に面白いから関心へ、そして理解へとつながっていく本を、これからもどんどん企画をしていきたいと思っています。
14 1月

みんなの学校の中学校教室は、今こんな感じです。

a3b168eb.jpgエッセイコンテストの授賞式には、200人近くの出席するそうです。

いろいろプロジェクトが進行しているのに、ブログへのアップをためてしまっていたので、毎日せっせと書かないと報告しきれないほどです^^;

草の根無償支援を受けて建設中の4教室です。土台だけの状態から、現在はすでにご覧のように教室が立ち上がっています。昨年、エチオピア国内でのセメント価格が高騰するという事態がおこりました。多くのプロジェクトの建設事業が中断していると聞いていますが、早めにセメントをパートナーNGOのGTFが確保しておいたことで計画通りに建設が進んでいます。

乾季には40度近くになることもある場所ですが、「みんなの学校」には環境教育の一環として多くの木が植えてあります(建設中の教室にはこれから)。窓から見えるファンターレ山の眺望、風通しのよい教室で、生徒たちはきっと勉強に集中することができるでしょう。
ギャラリー
  • 新しいアフリカ本のオンラインショップ
  • アフリカのアーティスト&アーティザンと私たちがモノづくりをした話(フライヤー)
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  • 12冊目の本【New】アフリカのアーティスト&アーティザンと私たちがモノづくりをした話+アフリカ8つの楽しみ方
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