「もと薪運び女性グループ:The Former Women Fuelwood Carriers Association」の手織りショールです。女性や子どもが重い薪を背負って運ぶ姿をエチオピアではよく見かけます。こうした薪運びは、重労働にもかかわらず、賃金はほんの僅かです。アディスアべバのウントット山で、薪の運搬で労賃を稼いでる女性たちに国際機関が機織の技術を教え、女性の所得向上を図っています。
フェアトレード商品として欧米などにも出荷されているこのショール、大判なのに軽く、色もシックなものからカラフルなものまで多彩、イタリアンぽい(エチオピアは一時イタリアに占領されていた時代があります)ストライプが、ほかのショールにはない配色で素敵です。アフリカンフェスタに何枚か持ち帰り、アフリカ理解プロジェクトのブースに並べておきますのでご覧になってください。
★「どーしてもアフリカのものって土ぽい垢抜けない感じがあるのに、とってもおしゃれです。私は買います。」by カードの感想を求められた一人
今回、本のタイトルにしている「アフリカンリビング」の「リビング」には、2つの意味があります。家族がくつろぐ家の中心となる部屋、お客さまをもてなす部屋の意味の「リビングルーム」。もう一つは、生きている、暮らしという意味の「リビング」です。「家族」や「生きている」という言葉は、今の日本では実感を伴わない言葉になりつつありますが、私が暮らしているアフリカでは、この2つは大きな意味を持つ言葉です。アフリカの人々の暮らしは、紛争や戦闘、飢餓や貧困、マラリアやエイズなど、まさに生きていることを実感させられる毎日です。家族という支えや他人と分かち合う気持ちがなければ、今日を生きることが難しい。しかしこんな状況の中でも、当たり前のことですが、私たちと同じように人々は働き、家族を養い、夢や希望を抱いている。そういうアフリカの人たちの「生きるたくましさ」が、この本を通じて読者のみなさんに伝わっていれば嬉しく思います。




