イタリア占領時代に由来し、イタリア語で市場という意味を持つ「マルカート」は、東アフリカ最大のマーケットと(露天市としては、アフリカ一とも)言われています。最大というのが売り場面積を指すのか、店の数を指すのかは分かりませんが、ちょっと歩いただけでも、店の多さと品数に圧倒されることに間違いありません。ロバや山羊、買い物客、荷物を運ぶ人、行きかう車で、いつもごった返していますが、エチオピア各地から集められた物産、中近東やアジアからの物品、塩、香辛料、乳香、チャットなど古くからのアフリカ交易品、装身具や工芸品、廃品リサイクルなど、見て歩くのに飽きることがありません。写真は、香辛料を扱うお店です。エチオピア料理に使う材料の唐辛子(バルバレ)、辛い唐辛子(ミットミッタ)、胡椒のようなスパイス(コラリマ)、豆類、紅茶、油が並べられています。スパイス15種が入っているバルバレ粉1/2kg=13ブル=約180円
9
4月
イタリア占領時代に由来し、イタリア語で市場という意味を持つ「マルカート」は、東アフリカ最大のマーケットと(露天市としては、アフリカ一とも)言われています。最大というのが売り場面積を指すのか、店の数を指すのかは分かりませんが、ちょっと歩いただけでも、店の多さと品数に圧倒されることに間違いありません。ロバや山羊、買い物客、荷物を運ぶ人、行きかう車で、いつもごった返していますが、エチオピア各地から集められた物産、中近東やアジアからの物品、塩、香辛料、乳香、チャットなど古くからのアフリカ交易品、装身具や工芸品、廃品リサイクルなど、見て歩くのに飽きることがありません。写真は、香辛料を扱うお店です。エチオピア料理に使う材料の唐辛子(バルバレ)、辛い唐辛子(ミットミッタ)、胡椒のようなスパイス(コラリマ)、豆類、紅茶、油が並べられています。スパイス15種が入っているバルバレ粉1/2kg=13ブル=約180円
2
4月
人間が塩を採る方法には、1.海水を天日に干す 2.海水や塩分を含んだ砂を煮る3.岩塩 4.塩性植物の灰 5.塩を含んだ沼地や塩湖 6.塩分を多く含む野生動物の肉や血があるそうですが、アフリカではこのすべての方法が行われています。塩は、長い間エチオピアのような内陸国では貴重品でしたが、今では、岩塩、海の塩、輸入塩などが、安価で買えるようになりました。塩一塊が金一塊と交換できたという「塩金交易」の塩を見たくて、「マルカート」に行ってきました。東アフリカ最大といわれるこの市場には、布、香辛料、伝統衣装・民具、食料、生活雑貨はもとより、ラクダや武器、リサイクル品といったものまで何でも揃っています。かつては巨大な市場の大きな部分を占めていたという塩売り場も、今では洋服・靴売り場の一角に小さく軒を連ねているだけです。岩塩や地中から染み出させた塩を型に入れ干した塩の塊は「白い金塊」のように見えます。砂が多量に混じっているので食用ではなく、家畜用に使われるということですが、ほんのりとした甘みが感じられる美味しい塩でした。350g=2ブル(26円)
25
3月
アフリカに住んでいて幸運だなあと思うことの一つは、美味しいコーヒーや紅茶が飲めることです。ケニアでは、「ケニア産ブルーマウンティン」を、タンザニアでは、キリマンジャロの麓でとれる「キリマンジャロ」を、そしてここエチオピアでは「モカ」を楽しんでいます。どれも酸味や香り、味に特徴があって本場ならではの味がします。「コーヒー」という言葉が、エチオピアの西南部にあるコーヒーの産地「Kaffa:カファ」に由来するというのは有名な話です。確かにエチオピアの山岳地帯の森林には、今も自生するアラビカ種のコーヒーの木があり、コーヒーのふるさとはエチオピアということに間違いはないようです。(しかし、この原木のある森林も、薪炭材の伐採などが原因で急速な勢いで失われつつあります。すでにエチオピアの山岳地帯の森林の5分の4が消滅したといわれています。野生の森林に自生するコーヒーの原木もまた消えて行こうとしています。)エチオピアで暮らしてみるとコーヒーは、この国で長い歴史があり、人々の生活になくてはならないものだということがよく分かります。彼らが自家栽培する「コーヒーの木」の使い方には無駄がありません。殻や葉は天日で乾かしてお茶に、まっ白なかわいい花はジャスミンを強くしたような芳香があるので香料に、生の実、あるいは乾燥した実は、煎って、粉にひき、バターとはちみつをまぜて丸めキャンディーのようにして食べます。なんだかコーヒーの木を育てて(3年くらいで実をつけます)、試してみたくなりますね!●4月明石書店から発刊する見る・つくる・知る おしゃれなアフリカシリーズ第2弾「アフリカン・キッチン」に、エチオピアコーヒーにまつわるお話を載せています。そちらも読んでみて下さい。詳細は、http://www.africa-rikai.net。写真提供:JICAエチオピア ベレテゲラ参加型管理計画プロジェクト
21
3月
「アディスアベバ」は、アムハラ語(公用語)で「新しい花」という意味を持っています。その名のとおり、同じ緯度のほかのアフリカの国々に比べて標高が高く、降雨量の多いエチオピア高原では、様々な種類の草花や樹木を見ることができます。かつては、もっと深い森林におおわれていたそうですが、伐採のため急速に(森林の80%がすでに消滅しているといわれています)失われつつあります。
一度失われた木を育てるのは容易ではありません。特に乾燥地では、水がめに入れて遠くから運ぶ水は、貴重です。木が小さいときは、家畜に食べられないよう常に気を配らなくてはなりません。うまく育つかどうか分からない苗にお金をかけるのは、相当のリスクです。
アダマの郊外の建設中の家で、鳳凰木(ホウオウボク)を植えているのを見かけました。踏みつけられないようにコンクリートで囲っています。小さいながら花もしっかりつけていて、数年後にはこの家の人たちが木陰で団欒をしている姿が目に浮かびました。
11
3月
これが今、私と家人が住んでいるアフリカ大地溝帯(The Great Rift Valley)の底にある街アダマです。大地溝帯は、紅海からエチオピアを縦断して、ケニア、タンザニア、マラウィ、モザンビークなど(正確には、地溝帯は2つに分かれています)の国々をつらぬき、インド洋へと抜ける巨大な窪地です。幅35km~60km、長さは7,000kmにも及びます。宇宙飛行士が初めて月面着陸に成功したとき、月からたった一つだけ確認できた地球上の創造物が、このアフリカの大地溝帯だったそうです。この地球の割れ目は、今も活発な地殻運動が続いているので、数千年後には、新しい海が誕生することになりそうです。エチオピアの首都アディスアベバ(2500m)を、南にどんどん下って100km。眼下に広がる街が、オロミヤ州の州都(ちなみにオロミヤ州は、日本とほぼ同じ面積)アダマです。写真のように、雨季は緑の多いオアシスのような景観ですが、乾季は茶色い街に変身します。もっと緑を増やそうと、まずは自宅に木や草花を植えはじめました。過酷な気象条件にも関わらず、すくすくと育っています。




