アフリカ理解プロジェクトのイベント情報

アフリカ理解の促進を通じて地球市民の育成を目指すNGO、アフリカ理解プロジェクトが企画するイベント情報です。

12 6月

インターナショナルクックブック

cooking book.jpg実は『ドレス』や『キッチン』の出版は、インターナショナルウイメンズグループで『クックブック』を作ったことがヒントになりました。このグループは、キリマンジャロ山の麓のモシという街に住んでいたときに、仲間と各国の人たちに呼びかけて作ったもので、この本ができた2000年には、35カ国70名近いメンバーがいました。グループは、地域社会への貢献や交流を目的に様々な活動を行い、なかでもタンザニアの子どもと女性支援は活動の大きな柱でした。活動資金をつくり出すために考えたアイデアがこのクックブックで、私が言いだしっぺということで、コーディネーター役を引き受けました。本を作るといっても資金がまったくなかったので、広告料で印刷代を稼ぐことに。ホテルや商店、レストランを回ったのですが、こういうとき、女性の力とネットワークというのはすごいんですね。あまり乗り気でないオーナーのご主人に広告料を払わせ、友人の有力者たちから寄付金を集め、本を置いてくれるように交渉し、おかげで印刷代を支払っても、まだおつりがくる広告料が集まり、本も順調に売れました。各国のレシピ集めたり、本に仕上げたり、途上国で印刷する過程では苦労もしましたが、この経験が、多くの女性たちの自信につながったことは言うまでもありません。写真:完成した本と出版パーティーに集まったメンバーや来賓
11 6月

おしゃれシリーズ第1弾の『アフリカンドレス』です。

ドレス表紙.jpg最初に出版したおしゃれなアフリカシリーズ第1弾の『アフリカンドレス』は、こんな表紙です。子どもたちや若い人たちに、もっとアフリカに関心を持ってもらうには「どうしたらいいだろう?」って、自由が丘をスタッフの陽子さんと話しているときに『ドレス』のアイディアが閃きました。それじゃあ『ドレス』の次は『キッチン』で、その次は『リビング』、『アート&クラフト』も入れよう、と話は盛り上がり、すぐに二人で本屋さんに直行。こんな感じの本がいいね、こういうのも入れようと話が進んでいきました。始めは、雑誌形式で一般の人を対象に考えていたのですが、まずは学校や青少年活動の場で使ってもらおうと、本として出版することにしました。「これまで見たことのないね」っていう本にしたかったので、写真やレイアウト、取材にこだわり、1年に一冊というペースで発刊しています。多くのアフリカに関心のある人たちがこの本を支えてくれていますが、本づくりや販売を通じてお互いの存在を知り、そこからまた新しい「何か」が生まれるといいなと思っています。


8 6月

『アフリカンキッチン』を出版しました。

表紙.jpg約1年ぶりに、休暇をとって日本に帰っていました。本の出版、WEBサイトのリニューアル、アフリカンフェスタへの出展を予定に入れた帰国だったので、のんびりできたのは、ほんの数日。それでも、多くの人の協力のおかげで、すべてのミッションを完了することができ、満足の休日でした。1年がかりで制作・編集したシリーズ第2弾の『アフリカンキッチン』は、大好評の滑り出しで、フェスタで200冊、本を手に取った二人に一人が買って行ってくれました。「ゆったりとしたアフリカの風景写真がいい」キリマンジャロのマーケット写真と説明は圧巻」「レシピ、ぜひ作ってみたい」「アフリカはとても遠い国なので先入観があって、本を読んで理解が違っていた事がわかった」「フルカラーで、この情報量。1000円で大丈夫?」と、採算を気にかけてくれるプロの編集の方もいました。おしゃれなアフリカを見てもらおうと、レイアウトや内容、写真など、こだわりながら作っている本なので、その辺を受け入れてもらえるのは、本当に嬉しいです。本の収益はすべて、アフリカの未来を担う「アフリカの子どもと女性のための教育プロジェクト」に使います。ブログをご覧くださっているみなさんにも応援して頂けると助かります。本は、ここからhttp://www.africa-rikai.net申し込めます。

見る・つくる・知る おしゃれなアフリカ2
「アフリカンキッチン:African Kitchen」

●●●●●●●アフリカ理解プロジェクト編 
大好評の『アフリカンドレス』に続く、シリーズ第2弾。あまり知られていない、おいしくておしゃれなアフリカ料理のつくり方と楽しみ方やアフリカの食材・植物を写真やイラストでわかりやすく紹介。アフリカを味わいアフリカを知ろう!
以下、続刊アフリカンリビング、アフリカンアート&クラフトB5版/並製 オールカラー 64ページ 各1000円+税 明石書店 ISBN4-7503-2119-2
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17 4月

グラゲ少年物語

200.10.20 027.jpgグラゲ少年物語

「民族の博物館」と呼ばれるエチオピアには、80以上の民族が住んでいます。多様な民族のなかでも、南部に住むグラゲの人たちは、ケニアのキクユ、タンザニアのチャガのように、勤勉で知られています。「怠惰は罪であり、勤勉は成功の鍵。」と心得るグラゲ社会の経済活動には、身分制度(カースト)や男女差別(ジェンダ)、階級(クラス)による社会的な制約がないのだそうです。最も有名な話に「グラゲ少年物語」があります。グラゲ民族の少年たちは、5歳くらいになると首都のアディスアベバに出稼ぎに出かけます。そこには、すでにグラゲの先輩少年たちがいて、靴磨きの道具を貸してくれます。靴磨きである程度お金を作ると、今度はタバコやガムを売る仕事、そして乗り合いバスやタクシーの車掌、何年か後には仲間と小さな店を出し、最後に東アフリカ一の規模を誇るマルカートの店主となる。そして今度は、故郷の少年たちを助ける。こうしてグラゲの人たちは、エチオピアで有数のお金持ちになっていくのだそうです。以前視察した、遊牧民族を支援する現地NGOのスタッフが、自分や自分たちの社会を誇りに思う人材の育成を目指していると語っていましていると語っていました。厳しい自然環境であればあるほど、コミュニティの結束が必要ということでしょう。
9 4月

東アフリカ最大のマーケット

2005.3.27 001.jpgイタリア占領時代に由来し、イタリア語で市場という意味を持つ「マルカート」は、東アフリカ最大のマーケットと(露天市としては、アフリカ一とも)言われています。最大というのが売り場面積を指すのか、店の数を指すのかは分かりませんが、ちょっと歩いただけでも、店の多さと品数に圧倒されることに間違いありません。ロバや山羊、買い物客、荷物を運ぶ人、行きかう車で、いつもごった返していますが、エチオピア各地から集められた物産、中近東やアジアからの物品、塩、香辛料、乳香、チャットなど古くからのアフリカ交易品、装身具や工芸品、廃品リサイクルなど、見て歩くのに飽きることがありません。写真は、香辛料を扱うお店です。エチオピア料理に使う材料の唐辛子(バルバレ)、辛い唐辛子(ミットミッタ)、胡椒のようなスパイス(コラリマ)、豆類、紅茶、油が並べられています。スパイス15種が入っているバルバレ粉1/2kg=13ブル=約180円
ギャラリー
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